2012/3/12

制度は後からついてくる、組織は後からついてくる

ETって実は常に会社にした方がいいのかな、どうなのかな、っていう問題と並走して来ているんですよね。会社の体になっていたほうが大企業と付き合いやすいみたいなこともそうだし、そもそも人雇わない商売いつまでもやってて良いのかっていう話もあるだろうし、個人事業主ってのがそもそも日本においてサステイナブルな業態なのかっていうのもあるだろうし。

ところで、以前、ちょっと仕事関係でロンドンの方とSkypeしてて話の流れで確か就職とか雇用とかの話になったんだと思うんですよね。その時に「制度は後からついてくるものですからね」って言われたのが結構印象的でした。

確かにそうで、制度は後からついてくる、もっと言うと、組織も後からついてくる、両方つくと普通に考えると、仕事においてはまあそれ法人、会社だよねってことになるのかなと。

良く友人が言ってた言葉で「一人でやらない」ってのがあったのですが、「うんうん、そうだよね、大事だよね」と言っている一方で、僕自身は大分一人でやっちゃってるタイプだった、というか今もです、割と。色々なことに手を出したし、まあとにかく言ってもそんな高度なことはできないですけど、個人技高めることには割と執着がありまして。多分、仕事の入り口がそうだったのが半分、性格的なところが半分。

これ短期的に成果を出せるやり方じゃないだろうと思いますよね。短期的にスケールさせようと思ったら、予め制度も組織も必要だし、最終的に社会へのインパクトが大きい仕事を成し遂げたかったら、やっぱり制度も組織も必要だろうし。

そういう意味では良くも悪くも僕は割と悠然と構えていて、毎年少しずつプロジェクトのバリエーション増やしたり、コミットメントを掘り下げていくのが好きだったりして、仕事に関しては本当に引退する時にピークを迎えれば良いと思います(そこまで継続するのが、まあ個人だとままならないってのも別の問題としてあるけど)。

でも突っ走っていると、本当にETとしての実績が積み上がってなかった昔に比べれば、大分声かけてもらったり呼んでもらえることも多くなりましたし、ネットワークも広がって協業できそうな人達も増えてきたように思います。

結局、僕のやりたいことって、プロジェクトドリブンな仕事への関わり方なんで、制度とか組織とかプロジェクトに応じて小さなパッケージでその時々で決まればよくて、相変わらず、制度の下でも組織の下でもあんまり仕事してないですが、制度っぽいものとか組織っぽいものは徐々に付いてきた感じがします、突っ走った、その後で。

だからETは会社にしなくて良いか、というのはまた別の問題だと思っていて、「やりたい仕事をやりたいようにやる」あとそれを継続し続けるために、会社が適しているというタイミングが来れば、そういう判断もありだし、それ結構今なのかも知れないし、全然後かも知れないし、いやむしろもっと前であるべきだったのかも知れないぞ、と思う時もあります。

初めに制度と組織ありなのか、後から制度と組織ありなのか。

とか考えてみると、結構、若い人の仕事への接し方とか、就職一辺倒というか、「良いところ」と言われているところに就職決まらなくても考えようはあると思うし、就職しない生き方がかっこいい、みたいなことじゃなくて、当たり前にある構造を疑ってみる、みたいなことも大事かなあとか思います。どういう選択や結果になるにしろ、考えて損はないんじゃないかなあ。

追記:
そうそう大事なのはかく言う僕も就職しようとしてましたから!

ひとり仕事: フリーランスという働き方
(2012-10-5)
売り上げランキング: 14,705
100円

加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

是非、フォローしてください!
Twitter / Instagram