2012/2/25

ソーシャル・コマースってなんだろう会議

何が購買のコンバージョンなのか?ってそんなの色々あるでしょうし、状況にもよるでしょうし、人の思考にもよるでしょうし、というわけにもいかないのがビジネスなので、ちょっと考えてみようかと思った次第です。そもそも、今一度考えてみるかなあと思ったのは、こんなの見かけて。

Fコマースから続々と撤退するブランドたち、Like数370万件でデイリー閲覧数1,500のとほほな現実 – IT / テクノロジー | TechDoll.jp

うーん、確かにFacebookページに買い物かごあっても買う気しないですしねえ。ただ、この費用対効果って言うのが怪しめ。つまりこれ、Facebook広告買って、いいね集めて、どれくらい回収できるかってことですよね、ふむ。

さて、日本でも勿論独立系のサイトで頑張っているところもありますけど、Amazonはイマイチよくわかってないんですが、どちらかって言うと、楽天やYahoo!ショッピング辺りは同じ構造ですよね。広告買って、PV集めて、どれくらい回収できるかって言う世界観で割と回っている印象。タイムセールとかメルマガとかバナーとかの広告枠買ったりなんだり。

ただそれがECだ、ってなっちゃうのは結構残念な感じもしますよね。

相変わらず既存メディアの力はすごいみたいで、やっぱりテレビで話題になると、ECでもトマトジュース売り切れたり、塩糀売り切れたりします。そういうのすごいですよね。

未来があるなあと思うのは、Pinterestブームでちょっと紹介されていたような、PinterestからEtsyみたいな購買の導線。これは勿論、計算されている部分も多いんでしょうが、計算されてない部分も多そうな感じがしますよね。実に面白い。キャンペーンとしてすらパッケージされてないようなものが流通している。

この辺が、ソーシャル・コマースとしてフォーカスするのに面白い気がします。

と思うとFacebookみたいなツールで継続的なアテンション取れてるのも大事だと思いますし、コンテンツの作り込みとか、サービスの質の向上とかも大事になってくるでしょうし。そう考えるとネット上の購買活動って洗練されていく可能性あるなあと未来を感じたりもします。

先述のTechDollでは購買サイトに留まらない色々なサービスが紹介されてますし、先日、『ソーシャルデザイン』に書かれていた、編み物の得意なお婆ちゃんたちが手編みニット作ってくれるGolden Hookとかも面白いですし。ソーシャル・コマースって方向性には未来がある気がしているんですよね。

ただ、もしかしたら、「ソーシャル・コマースという事業」よりは「ソーシャル・コマースという現象」の側面が強いのかも知れません。ソーシャルがECをカタログ通販から一歩先へ進めようとして、しかし、それはコマース事業者のアンダー・コントロールではない、言わば「蚊帳の外」で一番インパクトを持つのかも。

とは言え、最初に言った通りビジネスですから、これからも色々工夫がされていくだろうし、どこかで、「計算できないこと」と「計算できること」のアジャストメントも生まれるかも知れませんから、そんなことを考えつつ、見ていきたいトピックですね。

まあしかし、Golden Hookみたいなのは面白いですよね。

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加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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