2012/1/6

Amazon、Google、Appleと「ナマモノ」

Amazon、Google、Apple、Facebookを現代の四巨塔とした時に、特に購買プラットフォームを抱えるのはAmazon、Google、Appleだと思います。AmazonにはECがあり、GoogleにはAndroidがあり、AppleにはiOSがある。去年くらいから日本でも「スマートテレビ」という言葉を聞くようになり、一度はポシャったかに見えたGoogle TVも本命を虎視眈々と投入する準備があるようですし、AppleもCESに合わせてiTV的なものを投入するような噂ですしね。

今、Google検索したらSONYのHoward Stringer氏のこんなQuoteが表示されました。

“We can’t continue selling TV sets [the way we have been]. Every TV set we all make loses money,”

そうなんでしょうね。こうなって来ると、日本では最初に音楽が、そして電子書籍がそうだったようにAmazonやGoogleやAppleが黒船として来襲して来て、それを受けて日本のメーカーも動いて、それぞれがプラットフォームの覇権を握るために独自サービスで頑張って、ユーザいまいち煮え切らない、というような状況になってしまうのでしょうか。ちょっと、僕は家電には詳しくないので、機会があったら詳しい人に聞いてみたいと思いますが、どうなんでしょうか。勿論、テレビ番組というコンテンツ自体は公共性的なところもあると思うので(あ、放送が公共性があるだけで、テレビ番組にはないのか)、先に上げたコンテンツとは、様相を違にするのかも知れませんが。

ただ、最早toCでAmazonにもGoogleにもAppleにも影響を受けない業界、というのの方が少ないのかなあとも思います。デジタル化できるものは勿論なのですが、デジタル化できないもの、多くは今のところ、3社の中ではAmazonのテリトリーだと思いますが、そういう「ナマモノ」の世界にそういう企業群が入ってくるとどうなるんだろうな、と思います。

よく海外からすごいものが入って来ると、それはiPodの時もKindleの時もそうでしたが「黒船襲来」って言いますが、黒船、というのは結局、既得権益の破壊のモデルだと思うんです。テレビもスマートテレビになったらいわゆるテレビCMと別の媒体価値というか広告価値を持つ可能性があって(最早、広告でもないのか)、必ずしもそのロールを放送局が担うわけでもなさそうですよね。

そういうのがどういう業界に影響を及ぼすのかと考えると「ナマモノ」にリーチするようになったらいよいよかなあと思ったんですね。ナマモノって何ぞやというと、ざっくり考えて浮かぶのは「食べ物」ですかね。

勿論、食べ物はもうAmazonで扱われてますし、以前、アメリカ西海岸で地域限定でAmazonが生鮮食料品を扱い始めたというのも読んだ気がしますが(その後、どうなったかトラックできてませんが)、とは言え、そこで領域的なものをある意味侵犯されているのって、量販店やスーパーで、まだまだ日本の農業を、日本の漁業を、抜本的に変えるって状況ではないのかなと。

ただ、ツールとかチャンネルとかロジスティックスとか抱えていれば最終的にナマモノ参入もないとは限らないのかなあとちょっと思っていて、そういう企業が(別にAmazon、Google、Appleに限らず)、ナマモノの分野に顔を出し始めるといよいよかなあと思ったりします。

去年話題になった「プラットフォーム」。これは非常に大きくて、日本の農業や漁業も既に色々なプラットフォームに支えられていて、ないし乗っかっていて、ただ、少なくともそこにいくらかの不合理があることも事実。だから、顔の見える直接取引をその世界で、という動きがあるのと全く反対側に、しかし同じことを目的に新しいプラットフォームの台頭ってあり得るのかもな、と思い始めた次第。ちょっと先の話だと思いますし、この国の状況が問題を一層複雑にしますから全く読めませんけど。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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