2011/6/7

Gross Employee Happiness(従業員総幸福量)

ソーシャルおじさんこと、 @masahirotokumo さんがLooops.TVというUstream番組でこんな本を紹介されてました。

ゼロのちから――成功する非営利組織に学ぶビジネスの知恵11
ナンシー ルブリン Nancy Lublin
英治出版
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お金じゃない、楽しさや幸せがザッポスやアップルを見て分かる通り、企業にも大事、仕事にも大事というお話をされていたのですが、そこでふと思い立ったのが、例えばザッポスとブータンとか比べると面白いのかも知れないなと。ブータンはご存知、GNH(Gross National Happiness) – 国民総幸福量が世界第一位の国ですね。別にそんな文脈に乗せなくても、顧客満足度然り、従業員満足度って考え方だってあるじゃない、ということかも知れませんが、GEH(Gross Employee Hapiness)となった時に少し話が変わると思うんですよね。

何かこう従業員満足度って引き算のような気がするんです。つまり与えられた器に対して従業員がどれだけ満ち足りているかという。でも、従業員総幸福量みたいに考えると、これは足し算になる気がするんです。もっと単純にどれだけ会社という組織が笑顔を作れたか、みたいになる気がします。就労環境への満足より、そろそろ従業員の幸福みたいな尺度まで、視点を広げてもいいのかなあと。それって、クライアントやパートナーにも還元されていきますよね。

というのも、いよいよビジネスとプライベートの切り分けって曖昧でもいいんじゃないかということを、なまじフリーランサーだからこそ感じていて、勿論、子供連れて公園に行くみたいなことは、活動としてはビジネスと完全に切り離されているべきだと思いますが、でもそういう経験がビジネスのマインドセットにも影響を与えていいわけだし、逆にビジネスでハッピーになった人は、それをプライベートにもそれを還元できたりするといいじゃないですか、とか思うわけです。

ビジネスとプライベートの蝶番的なものが、お金だけじゃなくても良い、そんな風に思いました。そう考えると家族を幸せにするためには、仕事でも幸せであろうよ、って話にもなるかも知れないし、人の営みにおいては、それって本来的にはすごく健全だと思うんです。

だから企業体というものに目を戻すと、器がどれだけ満ち足りているかということよりも、プラットフォームがいかに幸せで溢れているか、そしてそれが交歓されているか、みたいな視点ってこれからもっと重要になってくるかも知れません。企業のソーシャル化って、Twitterでフォロワーを集めたり、Facebookページでファンを集めることだけじゃない気がしていて、実は体質的にもTwitterやFacebookの文化圏に学ぶべきところがあるのかも知れませんし、既にそういう企業はそうなっているような話をちらほら聞きますし、それは何だかとても楽しそうです。

試しに、Gross Employee Happinessで検索かけてみましたら、日本語のページは皆無なものの、英語圏では見つかりました、というか全く同じようなこと書いている人いました。

Would you care about Gross Employee Happiness as much as you would about Gross Profits?

Today, more cannabis grows on Bhutan’s soil than grass, but in a kingdom with high GNH nobody smokes marijuana. Instead they feed it to their animals, often the pig, since marijuana is the most popular food for pigs. Incidentally, the pigs do fly in Bhutan.

It is about time we looked at the Gross Employee Happiness as an indicator of company’s success, its sustainability, its culture and vitality. It is also a great way to look at performance . 64% of the world’s GDP is Service Businesses. Happy employees make a profitable service business.

So Intangibles matter. Purpose resonates. And the ‘Spirit of the Company’ needs to be resuscitated.

全文読んでいただくのがマッチベターですが、ブランディングみたいなことも、もっとこっち側に振ってこれると面白いなと感じていて、とは言え、なかなか今は高度な分業化が進んでいる世の中なので、僕みたいなのがそこまでコミットするわけにも行かぬのですが、まずは「Small Business, Good Sense, Great Attitude」よろしく、自分の手の届く範囲でそんなきっかけ作りもやっていけたらなと思います。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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(2012-10-5)
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