三島由紀夫、春の雪、宇多田ヒカル
引き続きTVネタですが、宇多田ヒカルの『Be My Last』、三島由紀夫の『春の雪』の映画のテーマ・ソングなのですね。僕は三島由紀夫は『若きサムライのために』とか『不道徳教育講座入門』とか、割とエッセイ的なものばかりを読んでいて、三島的作品世界にはあまり入り込めていないのですが、あの『Be My Last』、三島由紀夫の作品世界の宇多田ヒカル的解釈、ということで納得。あまりに暴力的、と最初聞いた時に思ったもの。
行定勲監督も大正のきらびやかさは、枯れ朽ちる寸前の花の一瞬の煌き、というようなことを言っておったのですが、刹那的な、ある種浮ついた、でも一方で封建的な世界観というのは、非常に興味が湧くところです。だから、『ハイからさんが通る』とか流行ったんですよね、多分。大正ロマンっていうのでしょうか。
などと話を聞いて考えた後に改めて、オーケストラをバックに『Be My Last』を聴いたのですが、初見と全然違う聞こえ方がしました。作品て背景知ってるか知らないかで全然違っちゃうから不思議です。知ってた方がいい時もあるし、知らない方がいい時もあるけれども。

加藤 康祐 / 企画・設計
プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。
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フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)