遡る
後輩の課題を見せてもらう機会があったのですが、なかなか面白かったです。生産者から消費者までの一連の物流の流れを逆流して、生産者から消費者に感謝を届けましょう、というような話です。フィードバックが送られた場所の座標が星として世界地図の上に並んで、あたかもプラネタリウムのようになる、というちょっと詩的なインターフェイスの提案が素敵だなと思いました。
そう言えば、「ネットに繋がるへえボタン」てなアイデアをどこかで目にした記憶がありますが、でもそういう類のことですよね。
ICタグか何かで商品の付加情報を読み込んで、MySQL、PHP、FLASHあたりの組み合わせでインターフェイス作ればできそうですよね。商品に生産者のWEBサイトのURL書いてあって、アクセスして掲示板に書き込む、そんなことでも成立しそうなコミュニケーションですが、個人的にロマンを感じるのは前者です。
一方で、八百屋さんやら魚屋さんで、どこどこの生産農家、漁場で採れた素材で、って生産者に関するエピソードを聞くってのも大事ですよね。そういう伝言ゲーム的な話の伝播には、「嬉しい尾鰭」がついてたりしますし。
とりあえず、食後の「ごちそうさまです」、買い物後の「ありがとうございます」、そういうありふれた感謝が人伝に生産者まで届くといいですね。

加藤 康祐 / 企画・設計
プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。
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フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)