2009/1/6

Big Wave

年始の一番の楽しみは年賀状だったりします。年賀状って幼少の頃はほとんど送らないに等しかったのですが、年を経るごとに旧友との繋がりは大事にしたいということもあり、また特に独立してからは日頃お世話になっている方々に感謝の言葉を申し上げたいということもあり、毎年11月頃からは年賀状をどうするかと悶々としています。

今年はこんな年賀状にしました。ここ2年くらいは自分の写真を入れています。飲み会で一度切り名刺交換した方とかにも顔を思い出していただきたいということもあり、モデルがモデルですので悪趣味だなあと自分でも思うわけですが、まあ笑ってくれる人は笑ってくれると思うので、懲りずに今年も同じ型式にしてみた次第。

さて、メッセージには「To Be Classic. 一千年後のクラシックを目指して」を掲げさせていただきました。この文言だけは結構真面目に選んでいます。以前、kosukekato.comにも「To Be Classic」という記事を書いており、年始にどうせ大言壮語になるのだから、どうせなら思いっきりの大言にして、自分への強い戒めにしようと決めて、このフレーズを選びました。

ご返信に「ブログ楽しみにしています」的なコメントをいただくことも多く、励みになります。また恩師からいただくメッセージも嬉しい限りです。

昨年の9月過ぎた辺りからこのブログでも書いていますが、世の状況はますます厳しくなり、実体経済も深刻な影響を受けています。今、原丈人氏の『21世紀の国富論』という本を読んでいまして、2007年の6月に出版された本なのですが、株主至上主義、株価至上主義の脆さ間違いをずばり言い当てていて(現在の世の状況を踏まえて読むと、俄然説得力がある)、本来的に企業があるべき姿っていうことは大きな社会の話題として再定義されないといけないのだろうなあと考えています。

また日経新聞に「サステナビリティよりサバイバビリティ」というタイトルが踊りました。確かにこの全世界同時不況という未曾有の事態において、Sustanability(持続可能性)よりSurvivablity(生き残る力)が重要性を増してきているという気がします。しかし、そもそも今Survivabilityが問われざるを得ないのは、緩やかな成長の時代に企業・社会の中長期的なSustanabilityを確保することに注力をせず、投機的な浮利を追い求め、株主や株価ばかりに目をやり、短期的なリターンにばかり注目するあまり、大怪我をして慌てて外科手術でどうにかしようとしている、そういうことをSurvivabilityと言って何か綺麗なものにしているのではないですかね。

年始を迎えて思ったことは、目の前に広がる大きな暗い渦にたじろぐのもしょうがないのかも知れませんが、こういう時にあっても、僕にエールを送ってくれる人たちはたくさんいるわけで、そういう大きな明るい波に自分が後押しされて日々暮らしているんだということを認識することの方が、きっと厳しい環境変化の中を突き進んでいくだけの推進力になるであろうということです。

この不況が年内に終わるのか、二年続くのか、三年続くのかわかりませんが、そもそもが一千年後の話を年の頭にしてしまったのだから、僕らしさを堅持しながら、良い仕事を継続的に続けていけるように、どっしり構えるのが筋というものなのでしょう。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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