2008/12/16

成功と成長

イメージって大事です。イマジネーションというのは人類に与えられた最高の遊び道具だと思います。全ての根源にはまず閃きがあり、そこから展開される枝葉が人の様々なアクティビティを形作るのだと思います。

いわゆる、学生起業家の方と打ち合わせをする機会がありまして、いやあこの年頃の僕はこんなに凛々しくクライアントと話せなかったぞなどとと思い起こしながら、何とも爽やかな心持になりました。「どんな会社にしたいの?」と聞いた時に、答える時の晴れやかな顔が印象的でした。

成功のイメージが大事だと言います。「夢を掴むには、成功をイメージすることだ」みたいな。でもことに僕のような人間は、夢どころか成功のイメージもないんですよね。何か殺伐としてい過ぎますかね。口の立つ後輩に「相変わらず、モラトリアムだな、28歳だろ?」と叱られそうですが、そもそも「成功」というものを定義すらできてない。

ただ、成長のイメージというのはあるんですよ。それは事業の成長とか、事業体の成長とかもそうですが、むしろこの僕の成長のイメージということです。

独立して4年目に突入しましたが、おかげさまで百戦錬磨の方々と、仕事でご一緒をさせていただく機会に多く恵まれています。業種も業務も様々ですが、一様に言えるのは精神的にマッチョな人が多いです。哲学的偉丈夫と言うのでしょうか。「月曜の朝が毎週楽しみ」って60歳を超えて言えますか?そういう人の会社で働くことはきっと幸せでしょう。凛として毅然として芯がある。平たく言うと憧れる、という奴でしょう。

ただ、一方で僕は誰かをロールモデルにして、自分の成長をイメージするのは一段落したのかなという思いもあるのです。実は先日、4年目を迎えてみて気付いたのが、学生をしながらボスについて仕事をしたのが3年、その後、独立してから自分で仕事をするようになって3年、学生時代を遂に独立してからの月日が上回ったということなのです。

誰かに引っ張ってもらってイメージを作るのではなくて、むしろ誰かに押し上げてもらってイメージを作っていく。そういう風に変わってきたように思います。咀嚼し、吸収し、消化し、蓄積し、培養し、昇華する。ただひたすらに突き上がって行く自分の姿を妄想するのは楽しい。

『面白法人カヤック会社案内』という面白法人カヤックさんの本(という形の会社案内)の最後に「自愛のススメ」という項がありました。きっと個人事業主なんて、「自愛」ができないとやってられません。自分の望ましい姿も望ましくない姿もひっくるめて、自分を愛するということ。そのためには成功のイメージより成長のイメージの方が、大事だと思うんですよね。

だって成長していさえすれば、成功しても失敗しても、成長していることに変わりはないじゃないですか。

80過ぎた頃に本を書けたら楽しいなあと思います。ただそれは、自分の振り返りとか、人生の集大成とかいうことではなくて、その先の自分の、もしくは周囲の、更には日本の、究極人類の、成長のイメージであればいいなあと。SFです(Social Fiction)。ですから、今からコツコツと、イメージトレーニング、なのです。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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