2009/11/19

元も子もない

物語は好きなので、
文章をああでもないこうでもないと、
あれこれこねくり回すのが好きである。

この間、後輩に「良い意味で悪食」と言われた。
さもありなん。

論理的に話を組み立てていくのは楽しい。
でもやりたいことは、
散々色々言っておいて、
最後に元も子もないことを言う、
言わば卓袱台返しなのである。

解を提示するための文章を書いている気はさらさらなくて、
問いかけなのか、呼びかけなのか、わからないけれども、
「まあでもそんなもんだよなあ」とか、
「まあでもそんなんなるよなあ」とか、
そういう妙な納得性が落とし所なのだと思う。

論理的に正しい、というところを目指すのではなくて、
論理的に嫌いじゃない、というところを目指すというか。

なんせ、僕が書くことに対して持っている使命感て、
「書き続けること」だけですから。

元も子もない結論で締めくくった方が、
次を書き始めやすい、ということです。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

是非、フォローしてください!
Twitter / Instagram

(2012-10-5)
売り上げランキング: 14,705
100円

関連する記事