2009/10/23

僕なりのアテンション・コントロール -> ET withwith

最近、CakePHPで作った自分用のET withwithという業務管理WEBアプリを時間があれば弄り回しておるのですが、プログラム改編だけではなくて、しっかり運用しております。これがすこぶる有効だと最近つくづく感じています。

以前、佐々木俊尚氏の『仕事するのにオフィスはいらない』という「ノマド」的なことを書いた本を読んだ時に、アテンション・コントロールについて書いてあってぎくりと来ました。僕、あんまりストイックにアテンション・コントロールとかできてないなあと感じました。

大原則として仕事が大好きなので、たまあに後輩に言われるように「ダラダラしませんか?」ということはあんまりないつもりで、逆に集中していると周囲からすると気持ち悪いくらいだと思うのですが(しかも幸いなことに周囲には基本誰もいない)、僕の場合、その場対応主義なので、どうしてもセルフ・マネージメントをルール立ってできているとは思えないのですよね。

元々、PDA使いだったので、ToDo管理とかをしていた時期もあるのですが、先ほど書いたように基本的に仕事は溜めない主義で、来たらやっちゃうので、漏れがなくなるのは勿論そうなのですが、そのレベルだと紙でやった方が効率良かったりするのですよね。机の上のPost-itと持ち歩いているツバメノートで十分。仕事に優先度とか重要度とかつけて、仕分けするようなことも、あんまりしないですし。

ただ、佐々木氏の本読んでから、そういうアテンション・コントロール的なこと、何か自分に課していかないと、長く続けるのに「疎」が出てしまうのかなと考えまして、でもそれは自分のタスク管理的なことより、人とのインタラクション的なことを管理した方が良さそうだ、ということを朧げながらに思っていました。

プライベートはメールやらTwitterやらTumblrやらブログやら、最近だとEvernoteやらあるので、何となく至るところにログが偏在している感じなのですが、仕事メインで考えると、そういうワークログ的なことができてないなと。しかもそれって偏在させるより、一カ所に集中管理しないと、いつか人に僕の仕事を手伝ってもらうようになった時にもよろしくないな、などと考えました。

で、最初に目をつけたのが、Zoho Creatorというサービス。でもちょっと費用対効果と自由度と用法を考えると、そもそもがグループウェアなので、どうしても僕の業務にフィットさせようとすると齟齬が出る、という時に、以前、後輩が「これなら加藤さんでも始めやすいと思いますよ」と薦めてくれた、PHP高速開発フレームワークの「CakePHP」を思いだしたのです。

ET withwithは基本的に、「誰と」というアクションのみを記録します。「誰と」というのは、僕の場合、個人、法人、それから、ラグビーの団体(チーム、リーグ)などが対象になります。例外的なのがETそれ自体で、ETの業務は僕個人の業務なわけですが、これはETという人格=ブランドに対する業務と考えて、他の対象同様、ET withwithに記載しています。

誰々にメールした、とか誰々に電話した、とかだとわざわざ記録に残す必要もないですが、例えばメール数通やり取りした中での重要な決定事項であるとか、電話で話している中で、僕が先方に口頭で提案して好評を得たもの、などは記載しています。議事録的なボリュームを残そうとすると大変ですから、あくまでもサマリー程度、もしくは、エッセンシャルなポイントだけを記録しています。

アプリとしては基本的にはデータベースにデータ突っ込んで、必要なデータ引っ張り出してくるだけの、極めてベーシックなアプリです。

ただ、ET withwiithでは検索の条件指定の充実を重要視しました。単純に項目で絞り込むだけでなく、例えば「10月第1週内の○○とのwithwith一覧」とか、「○○と××と△△を含むwithwith一覧」とか、今は僕一人でやっているので必要ないのですが、「10月1日~10月15日までに××が○○と一緒にしたwithwith一覧」というような抽出の仕方もできます。この辺りが、紙ではなくデータベースを使う意義だと思います。

こうすることで、次取るべきアクションは何かとか、このクライアントに対してはどのくらいの頻度でアクションができているかとか、このクライアントに提供したことをこちらのクライアントに提案できないかとか、タスク管理をするより、よっぽど僕の業務に取って有益な情報を有効に活用できることに気付いたのです(むしろ、タスク管理っていうのは次のフェイズですよね)。

もっと単純なところだと「今週ロクな仕事してないぞ」とか、「このクライアントへちょっとサービスサボっているんじゃないの?」、とかも見えてくるはず。

僕の仕事は基本的にタスクが降ってくるというより、随時、状況に合わせてタスクを発生させていく仕事なので、そういうタスクを発生させるためのイマジネーションの材料が手元にあることが、今後の使いようによっては、大事な武器になってくるのではないかと思っています。

とは言え、まだできたばかりで、改善の、これで少し僕なりの「ノマド」へのアプローチの言い訳などもできたのかなあと(本余地も多々あるのだろうし、大体以ってここ数日は毎日のように改編し続けているのですが来的にはそんなのいらないんですけどね)。

楽しいと思っているうちに、それなりのところまで作って、後はしっかり運用しつつ、業務に活かしていこうと考えています。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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