2008/6/23

単純な思考回路を補うために

学生時代によくボスに言われたのが、「コースケが何考えてるのか大抵わかる」ということでした。何かお題を出された時に、大抵の場合「コースケならこういうこと返してくるんじゃないか?」というのが的中すると言っていました。

自分で言うのも何ですが、僕の思考回路というのは極めて単純です。kosukekato.comでは扱う題材こそ幅広いものの、言ってることは大体似たり寄ったりだったりします。突き詰めると僕の論旨は精神論で、「自分とはかくあるべき」という理想像を日がな言葉にしてアップデートしているだけのような気もします。

それだけに経緯が大切です。今日書くことは、大抵数年前から頭の中にあったことなので、どう肉付けて結論まで導くのか、もっと言うと「自分がメッセージ訴求のために都合の良いストーリーをどうでっち上げるか」、そういう意味での才覚は鍛錬してきたような気がします。

ですので、たまに破綻します。話が続かなくなる、自分の落とし所に落とし込めない流れになってしまう。こういうのは千歳一遇の好機で、こういうところに実は自分の成長の伸びしろが隠れていると思っています。自分が今持つ価値尺度で制御しきれなくなった問題、そいつが一人歩きを始めた時にどう新たな道筋をつけていくのか、ということが思索における自分の成長とか発見とかいうことなのではないかと思います。

そうそうそういうことが起こるわけでもないですが、たまに起こるとほくそ笑みます。まず以って書かないと、そういう機会には恵まれません。

ですから逆に色々な視点で色々な題材にチャレンジしてみることが大切です。エコビジネスをしている人と知り合ったら、LOHASについて書いてみる。靴職人と出会ったら職人気質について書いてみるというように。WEBのことだけ、デザインのことだけ書いていても駄目だと思うのです。

これはようは単純な思考回路を以ってして、いかに自分の中に「イノベーション」を起こせるか、ということだと言えそうです。別にそれが起こったからと言って、利益が出るとか、社会が変わるとか、そういう類のことではないですが、僕が持つ世界観が少しずつそれによって変化していくのだと思います。今日も明日も、同じ世界を見ているのでは面白くありません。

変わり映えのしない世界なら、まず自分を変えることから始めてみるという発想です。

追記:
カンブリア宮殿で、奥山清行氏がデザインについて、村上龍氏がライティングについて、同じようなことを言っていた。この年で両方を同じように語るのは少々無粋かなと反省。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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