ビジネス書中心の読書の方に薦めたいエッセイ集、いくつか
周囲の人と話していると、ああ皆結構ビジネス書読んでるんだなあと感心させられます。ただもうちょっと、□い頭を○くする的な、なまじ僕は道楽読書に時間を費やしているので、芸の肥やしになりもしそうな良書をピックアップして、お薦めさせていただきたいと思いました。
中央公論社
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家なんか建てちゃう人は一度読んでみては
リビングに蛍光灯
今こそ読まれるべき本
デザイン関係者必読
日本人として
『痴人の愛』などで有名な谷崎潤一郎のエッセイです。日本の美的感覚というのを確かめるのにとっても良い本です。
新潮社
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職人の力
白州正子にしか書けない。
たくみの姿勢
白洲正子さんの著書はこの夏から秋にかけて読みふけっておるのですが、特にこれが入門には良いのではないかと。いわゆる、「職人」にフォーカスして、でもありていのインタビューモノではなくて、白洲流職人紀行みたいな感じです。面白いよ。
筑摩書房
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枕元に置いて、時々、読みかえしたい料理本
買いやすくてよいです。
いわゆるレシピ本ではなくて、料理をする人の心を季節の移り変わりと共に美しい文章で示唆してくださいます。食べものの話なのにうっとりします。
文藝春秋
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批評家の心意気
及ばない域
ザックバランな小林が味わえる貴重な書
なぜ、小林秀雄は乗り越えられないのか。
質の高い教養
小林ワールド入口本です。昭和の時代にはこんな冴えている人がいたんだなあと感嘆させられます。今も「日本の批評家」と言えば小林秀雄、のような気がします。
世界的に有名な、しかし日本ではあまり知られていなかった、写真家、杉本博司氏のエッセイ集。この人もともと古美術の畑の人で、ちょっといわゆる写真家の人たちと考えていることとか見ている世界が違って、面白いです。
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かなり昭和の香り漂うチョイスになってますが、僕的に外れはないラインアップだと思ってますので、気が向いた方は一冊だけでも手に取ってみてください。
専門的な知識や経験がある人のエッセイ集って、その分野自体に興味はなくても、自分の興味分野やワークスタイルやライフスタイルの「隠喩」として読むことで、他の世界を知ることでしか気付き得ないフィードバックをもらえる、良い材料になると思うのですよね。
読んでみた方は個人的に感想聞かせてもらえると嬉しいです。

加藤 康祐 / 企画・設計
プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。
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100円
フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)