2009/9/3

フリーランスはどこへ向かうのか? – 僕のフリーランス学

僕もいい年齢になって来まして、最近嬉しいことは身の周りにフリーランサーが増えてきたこと。昔は孤軍奮闘というと言い過ぎですが、仲間は皆会社勤めで、実際のところ、将来的にどうやって会社に勤めれるようになるかというようなことも考えていましたが、お陰様で独立する仲間が増え、フリーランサーの仲間との繋がりも増え、「僕だけがフリーランサーじゃないのさ」ということが、僕にとっての一つの支えになっているように思います。

これから色々変わるだろう、と僕は割と安易に思っていて、この数年の不況や雇用の変化に加え、政権交代しましたから、お金のことや、保障のことや、その他色々なことが、フリーランサーにも影響があるのではないかと思っています。ただ、今の段階で、フリーランサーはこうなる、って言うのはなかなか難しいと思っていて、そもそもフリーランサーって言っても色々なタイプがいますから、まずは自分の周りを見ながら、フリーランサーを類別してみるってのはどうかと思いました。

ただ、士業とか、文筆業とか、コンサルティングとか分けても、改めて分析する意味はないわけで、今回、3つのタイプに分けてみました。「マルチタレント型」、「スーパースター型」、「よろず相談所型」の3つです。順を追って、説明してみようと思います。

1.マルチタレント型

自分の仕事を持ちつつ、メディアでのプレゼンスなどを活かし、ネットワークを武器に、様々な所属を持って、人のコーディネーションや「Something New」のエヴァンジェリストとしてトレンドを仕掛けていくタイプ。僕の仲間にも偉く立派な人がいますが、こういう人はとにかく興味が尽きることがなく、それが活力の源泉になっているように思います。

2.スーパースター型

技術やクリエイティブやアイデアの、その業界の文字通りリーディングヒッターで、どんどん新しいものを自分で組み立てられて、それを以ってその世界で尊敬を集めているタイプ。特にWEBサービスなんかだと、これ一人で作っちゃうんだ、叶わないよね、というような人がいます。まさにスター選手。

3.よろず相談所型

一つだけどん臭い命名をしてしまいましたが、マルチタレント型とは似て非なるもので、自分のプロフェッションが比較的明確で、それゆえに、プロフェッションを切り口に色々な業種の人々の相談を請け負うことができるタイプ。間口を広く、敷居は低く、様々な人の相談を受けることができ、一定のアウトプットを出力できることを武器に、「とりあえず、あいつに」という相談したくなる人。

僕の周りを見渡した感じだと基本的にはこの3つの分類のどこかに入りそうだなあという気がします。もちろん、重複している部分とか、マルチタレント型でありつつ、スーパースター的、なんて人もいますが、まあこんなもんだろうと。

僕はまあ考えるまでもなく、よろず相談所型、という認識です。基本はこれからも変わらないのではないでしょうか。ちょっとスーパースターになるのは難しそうだし、マルチタレントというほどエッジィなことにフォーカスできているわけでもない。

ただ、フリーランサーと一括りに言っても、色々な人がいるわけで、彼はマルチタレント、彼女はスーパースターと類型化してしまうのも、結構不躾な話だとは思うのですが、こういうことを事前に考えておくと、付き合う際の傾向と対策は組めるのではないかと思ったりしています。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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