2009/8/4

Service As A Platform – コンテンツとネットの未来について

最近、プラットフォーム、プラットフォーム、と酔っ払うと連呼しています。別に駅で誰かと闘ったりしているわけではなくてですね、最近のスマッシュヒットの構造というものを考えると、Service As A Platformってなことになっているんではないかと思うのですね。

WiiもiTunesもAmazonもプロダクトを縛りとして、コンテンツとお金を流通させるプラットフォーム企業になっているから、強いんだと思うのです。ハード単体の売上、ということより、それをプラットフォームとしてPlayerとUserの間でコンテンツとお金の商取引が為されるという。任天堂、Apple、AmazonはそれらのFacilitatorとしての役割を抑えているから強いのだと。

昨晩、たまたま映画、音楽、ネット、ゲームの業界で働く後輩たちとプラス僕で集まって酒を飲みまして、そのうちの一人の修士論文のためのアイデア出しってのが本来の目的だったのですが、「コンテンツとネットの未来について」というような、かなり幅広な話になりまして。

色々話した中で、僕は「Twitterも最早サービスって言うかプラットフォームだ」って言ってたのですが、なんか違うなと言いながら思ったのですね。それまでに言ってたプラットフォームの話と違うぞと。というわけでちょっと整理した図がこちらです(クリックすると拡大されます)。

Service As A Platform

基本的にWiiもiTunesもKindleも、コンテンツとお金のやり取りがそのプラットフォーム上で発生しているんですが、Twitterの場合で考えると、構造的に情報が流通しているだけなんですね。ユーザの作った情報を、WEBサービス企業が編集し、今度はユーザがその情報を使ってまた情報を作ってのスパイラル。

実はその日の昼間に書いた「勝間和代さんのTwitterへの論考を取り上げてみる」という記事にヒントがありました。ビジネスモデルと言うならば、このスパイラルの中でUserとPlayerの金銭的やり取りがないと、せっかくプラットフォームに成り得たのに、PVベースの広告収入、という話になってしまうのだと思うのです。

今のインターネット、「情報は無料」がある種の不文律で、「インターネットで大事なのはコンテンツ」ってのは昔から言われてきたことですが、「インターネットで大事なのはお金のやり取りをする価値のあるコンテンツ」ということになるのやも知れません。

ただ、それは偉い人が書いたからとか、言ったから、とかいうことではなく、むしろ、その情報のパッケージのされ方にあるように思います。「編集」と言ってもいいかも知れない。情報をコンテンツにする「編集」がなされたものがプラットフォームに乗ることによって、情報がグルグル回っているだけではない、収益性のあるビジネスへの道筋がつくのかも知れない。

もしくは情報を流通させるだけのプラットフォームでは、いつになっても収益性は確保できないということかも知れない。

Twitterってとんでもなく素晴らしいサービスだと思っていて、今後まだまだ可能性を大いに期待するべきサービスなんですが、Service As A Platformという視点で見た時に、「流通するもの」にもっと意味が付与されないといかんのかな、と分析してみました。ちと学生のレポートみたいになってしまいましたが。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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