2009/7/31

私的CMS選定基準

ここ2年ほどですかね、うちでもCMSの導入をやるようになりまして。とは言え、官公庁に入れるような数百万円規模のものや、カスタマイズに技術的なハードルが高いものというのは、僕のところではハンドルできないこともあり、幸いなことにETのクライアントのWEBサイトは今のところコンパクトなものが多いですから、何とかなっています。

ホームページ更新システムとか言っちゃうと、あたかも何から何までシステム上でできちゃいそうにも錯覚しがちで、とは言えそれぞれそれなりのリテラシーをクライアントサイドにも要求するものですから、その辺の誤解は生まれないようにしています。

今のところうちで対応できますよ、と言っているのは、MovableTypeWordPressRCMSです。いきなり新しいパッケージをゼロから覚えること前提で仕事を受けるのはリスキーなので、自分のブログやETのWEB、無報酬の仕事や、ボランティアでやっているラグビーのサイトなどでノウハウを蓄積させてもらって、それを以ってクライアントに提案している、という状況です。

サーバインストール型でオーソドックスなMovableType、サーバインストール型でオープンソースのWordPress、SaaS型で多機能なRCMSというラインアップなので、それなりにチョイスとしてはバラけていて、今のところあまり不自由はしていないと思います。

大体2パターンでふるい分けてお話しすることが多いです。

  • Case 1:
    情報発信をメインとしたCMSの導入
  • Case 2:
    Case 1に加えコミュニティ内のコミュニケーションも必要となるCMSの導入

Case 1だったらMovableTypeかWordPress、Case 2だったらRCMSですね。コスト的にも年間予算がRCMSの方がちょっとお値段張りますから、Case 2はCase 1のアップグレードバージョンというような話の仕方にしています。MovableTypeかWordPressかというチョイスで、こちらが特に困ることはないのですが、GPLとかサポート有無とかスタティックか、とかでプロジェクトに合わせて選んでいる感じです。これどちらか一つだと多分難渋すると思うのですけど、今のところ大概のケースがCase 1でそこでのチョイスが作れているので助かってます。

本当はXoopsとかDrupalとか他にも色々チョイスはあると思うのですが、あんまり広げ過ぎてもあれなのと、僕はプログラムほとんど書けない人間なので、ユーザ数が多くて色々なTipsがネット上で望ましくは日本語で既知の状態になっているパッケージの方が、便利は便利なんですよね。最近はオンラインショッピングができるEC CUBEも触っていて、昔osCommerce触った時は、これは実用に耐えるサイトにするまでカスタマイズするのは僕じゃ無理だぞと半ば諦めたのですが、EC CUBEくらいしっかり作りこまれていると、デザインのカスタマイズと簡単なコードの修正だけで済むので、何とかなってます。

全てのクライアントにCMSを入れるべきかというと、今はまだそういう時節ではないのかなとも思っていて、年に数回しか更新する必要性がない会社さんとかもありますし(ビジネス的に必然性がない、toBの会社さんとか)、コスト的にCMSを導入するのが適切でない場合もありますし、一方で日記のようにコンテンツを常々更新していきたいというクライアントには当然CMSをお薦めしています。

僕の場合はWEBサイトのメンテナンスで食べている部分もあるので、CMSの導入はもろ刃の剣だったりもするのですが、逆にランニング費用はアイデア出しとか、プロモーションの設計とか、WEBに限らないクリエイティブのコントロールとか、よりコンサル的な方向にシフトしていきつつ、これまで通り親密なパートナーシップを色々なクライアントと維持し成長させていくというのが、先日の「ETの業態について考えてみる」にも繋がってくるのかと思います。

とは言え、作ることは僕の基本であり続けると思いますけどね。

先述の記事でも触れましたけど、CMSをいじれるようになったことが、業態の変化にも結びついているわけで、HTML 5とかARとかまた新しい言葉が出てきていますが、次何に手をつけるのか、っていうのは僕にとっては結構大事なチョイスなんだと思います。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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