2005/6/26

上を見ることの犠牲

勉強のできない人から職を奪う生き方の提案

これは残酷というか辛辣なエントリーですよね。用兵のためには、それ以上のマンパワーを要する兵站が必要になってくるんですよね。トム・ピーターズは僕のバイブル、『ブランド人になれ!』の中で、ホワイト・カラーの9割以上は近い将来絶滅するだろうと書いていますが、怖い世の中だという気はしますよね。

露悪的に書きますと、日本人の半分は大学に進学できません。それは多くの場合、金銭の問題ではなく能力の問題です。では日本人の半分が飢えて死ぬかといえば、さにあらず。勉強ができない人には体力に自信のない人も多い。だからいわゆる過酷な肉体労働だけで生きていっているわけでもない。じゃあ彼らが何をして生きているのかを考えてほしいわけですよ。

以前、某商社の方に「一流大学の卒業生だけと付き合ってると、いかに了見が狭くなるかこの年になって気付いた」という話を受けましたが、本当にそうで、幸いに僕の知人にはタクシーの運転手さんから会社勤めのプログラマーまでいるのでそういうことを考える機会にも恵まれてますが、「薄給のマンパワー」というのは、いつの時代も必要なんですよね。僕も制作の仕事をしている時は、「薄給のマンパワー」だろうし。

宮沢章夫のエッセイなんかを読んでも思いますけど、何でも全て高尚な議論に落ち着かせればいいというものじゃないと思うのですよ。時には泥臭さも必要だろうし、純然とした素朴さが人の心を打つこともあるだろうし。

上を見るのも大事ですが、上を見るだけじゃ駄目だと思うんですよね。上を見ることによる犠牲にも気付かないと。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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