2007/11/21

Googleが広告業界をぶっ壊す日

GoogleのAndroidがセットトップボックスの組み込みOSになるんじゃないか、というような記事がTechCrunchに掲載されていました。『TVCM崩壊』なんて本も流行ったくらいですが、素人意見ですがちょっと妄想が膨らみましたので記しておきます。

浮かんだのは時間帯単価でテレビが全部CM時間枠をGoogleに売り払ってしまって(もしくは視聴率と連動させて=視聴率はセットトップボックスが普及しちゃえば効果測定が全然容易になるはず)、広告はセットトップボックスベースで制御して、それこそAdWordsのようにユーザの趣味嗜好に合わせて広告を配信する、しかも入札制、という仕組みはどうかということです。そうするとメディア会社、広告システム提供会社(Google)、広告主、制作会社というとてもシンプルな世の中になるのではないかと。

セットトップボックスは流行らないよというのであれば、テレビ自体に埋め込んじゃえばいい。もしくはデジタル放送のデフォルトの機能にしちゃえばいい。

テレビ局はテレビ番組にタグを割り振って、そのタグが広告のキーワードとなって関連CMが流れるようなのは仕組みとして可能なんじゃないかと思います。医療関係の番組の時には医療関係のCMが流れてみたいな仕組みは至極健全なのではないかと思います。

別に僕は広告代理店に否定的なわけじゃなくて、メディアにも広告主にもベタッと貼り付ける力は凄いと思うし、意味があると思うのですが、広告枠の流通自体は広告代理店の手から離れたほうがフェアな世の中になると思います。日本中の1%程度の大企業だけしかテレビ広告を使えないという世の中から、残りの99%にもチャンスがあるという仕組みになれば、今のピラミッド構造からもっとフラット化の方向に向かいますし、失墜すると言われるテレビ広告のプレゼンスも維持できるのではないかと。

いつまでも旧来型のスポンサービジネスであり続けるより、こういう流動的な仕組みのほうがマーケットのパイも広がって、テレビというメディア事業自体がより収益を高めていくことにも繋がるんじゃないですかね。

なかなか番組のオンデマンド配信もうまくいかない昨今ですから(もっと思い切りよくやれば、それなりにうまくもいくだろうと思うのだけど)、Googleの登場で広告は高収益のためのドル箱だって改めてわかったわけですから、テレビ広告もその閉鎖性を取り払って、開放しちゃえばいい。

CM内容のフィルタリングとか、掲載基準の徹底とか、課題は色々あるでしょうが、Googleが広告業界をぶっ壊す日、というのは同時に広告業界が更なる飛躍が望めるフロンティアになる日、という気もします。

追記:
セットトップボックスとか言うより、広告配信のシステムそのものをTV局の放送システムに導入しちゃった方が早いですね。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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