六本木美術館巡業に行って来た
六本木なぞ夜の街というイメージで、人生で酒を飲みに行ったことも一度しかなく、僕にとっては未知の街だったのですが、色々面白そうな展示がやってるようだったので、目の保養に行ってまいりました。
サントリー美術館 「ガレとジャポニズム」
箱としては本当に綺麗だなあと感心しました。ロッカーのキーが裏面にあって、表面が空間の雰囲気を壊さないように工夫してあったりとか、最新の美術館はこんなによくできているんだと。
で、肝心のガレ、なのですが、ガレを見に行っているというより、人垣を見に行っているという感じ。最初は辛抱強く並んで見て回ろうと思ったのですが、自分のペースで見れないのに我慢できず根負け。ものの20分で出て来てしまいました。
蜻蛉のモチーフとか、グロテスクだけど面白いなとは思いました。
21_21 Design Sight 「XXlc. 21世紀人」
なかなか面白いです。取り分け良かったのが関口光太郎氏の「明るい夜に出発だ」という作品。新聞とガムテープで作った巨大な彫刻で、空間を完全に占拠していました。圧巻でした。
国立新美術館 「モディリアーニ展 / 国展」
Modiglianiは何かプリミティブな要素を孕んでいてとても好きです。アフリカっぽいニュアンスって絵が巧いということとある種相反することのように思いますが、何かこうぼってりとした温かさみたいなものが感じられて、良い人の写実の仕方だと思いました。
ただ面白かったのは「国展」!兎に角圧倒的な量の国内作家の作品が見れるので、アートのシャワーというか、玉石混淆、趣味の合うものも合わないものも織り交ぜてたったかたったか自分のテンポで目を泳がせるというのは、かなり爽快感がありました。
森美術館 「英国美術の現代史:ターナー賞の歩み展」
Wolfgang Tillmans氏の作品を初めて見れました。これは収穫。後、Damien Hirst氏の「Mother and Child, Divided」も遂に見れた。これホルマリン漬けにされた母子の牛が真ん中から切断されて展示されているもので、僕には解釈はできませんでしたが、見た甲斐はありました。
六本木、昼の部は結構好きだなあと思いました。夜はやっぱり足が向かなそうだけれども。

加藤 康祐 / 企画・設計
プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。
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フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)