2007/7/10

面白い

「面白い」ということを最近よく考えます。良く言われるのは「Funny」と「Interesting」の違いですね。敢えて解りやすいように分類すると「おかしい」と「興味深い」の違いですね。ただ、日本語に敢えて「面白い」という漠たる単語があることは、なにかそれ以上の意味性があるように思いませんか。

そんなことを考えるようになったのは面白法人カヤックという会社を知ってからです。湘南は鎌倉にありますWEBの会社で、「モノを作り続ける」ことに非常に真摯に取り組んでおられる会社です。ただこの会社、「面白法人」なのです。商号は株式会社カヤックなのですが、面白法人カヤックが社内外で一般的な呼び名です。

遊びに伺わせていただいたことがあるのですが、ここの方々が実に面白い。魅力的な人達ばかりです。そんな人達が使っている「面白い」という言葉は、なんとなくですけど今まで気軽に使っていた「面白い」と若干意を異なる気がしたのです。

それでこの2ヶ月ほど何となく暇な時に「面白いの定義って何だろう?」って考えてたんですね。まあでも面白いって実に広範で、逆に面白いって言葉を定義付けちゃうことって面白くないんじゃないかという「そもそも論」になってしまうという袋小路に迷い込んでしまっていたのです。

ただどうやら個人差はあるだろうけど「面白い」という時に前提条件はあるなあという気はしたのです。例えば、「節度のないFunny」は面白くないとか、「小難しいInteresting」は面白くないとか。僕が「面白い」と感じる時の「面白いの前提条件」というのは何だろうと考えてみたわけです。

僕の「面白いの前提条件」はどうやら「前向きな幸せであるかどうか?」ということではないかと思いました。些細なことでも、常軌を逸したことでも、とにかくそこに「前向きな幸せ」を感じることができるか、生み出すことができるか、紡ぎ伝えることができるか、ということが大事なのではないのかなあという結論に達しました。

「前向きな幸せ」というのは、言い換えれば「幸せを仕掛ける」ということです。幸せを企てるというか。自分の幸せでも他人の幸せでも家族の幸せでも友人の幸せでも恋人の幸せでも良いと思うのですが、「更なる幸せのために仕掛ける試み」というのが僕が「面白い」と感じるための前提条件になっているのではないかと感じました。

そう考えると、僕も「面白い」という言葉を素直に飲み込めるんだなという発見なのでした。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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