歌劇「ばらの騎士」に行って来た
勝田、勝又、加藤、神谷、というわけで僕の後ろの席に中学時代座っていた俳優の神谷真士氏がオペラに出演するというので、県民ホールに行ってきました、演目は「ばらの騎士」。Der Rosenkavalier。というタイトルで判るとおり、Richard Georg Straussによるドイツのオペラです。
Andreas Homoki氏という方による演出で、Wikipediaで事前学習していた、所謂貴族趣味的なロココ調なちょっとバブルっぽいものを想像していた僕は完全に裏切られました。白い箱庭を照明と音楽と演技によって幾様にも見せるやり方は、例えが判り辛いかも知れませんが、ちょっとMartin Margielaを連想させました。それぐらい「白い喜劇」でした。
惜しむらくはドイツ語がわかればというところ。両脇に字幕で日本語が出るのですが、喜劇だけにドイツ語がわかればもっと笑えたんだろうなあと思いました。主観で観れないので演出とかに目が行って、良くも悪くも客観的に芸術として楽しんだ感じなのですが、本来的には主観で娯楽として楽しめなければいけないんだろうなあというところ。
物語としては全然巧緻でもないし、ある種一般的な展開で物語オタクとしては感銘を受けませんでした。ただ歌と踊りと演奏と演出と舞台装置で、それが4時間という時間を感じさせないステージに仕上がっているのは、これまで全く知り得なかった世界に今回踏み入れたなという感じで、これからはオペラ友達を増やそうなどと軽々に思ってしまった次第です。
祖父母を連れて3人で行ったのですが、祖父はドイツ語の舞台の難解さに耐え切れず第二幕で八王子にとんぼ返り。まあ祖母は楽しんでくれたみたいで良かったです。

加藤 康祐 / 企画・設計
プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。
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フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)