2008/1/6

やっぱり「仮想世界」はゲームの牙城だ

大西 宏のマーケティング・エッセンス:仮想世界という勘違い – livedoor Blog(ブログ)

大西宏氏のブログでセカンドライフについて興味深い論考があったので抜粋。kosukekato.comに「ゲームというインタラクティブコンテンツの先端」という記事を書きましたが、やっぱり仮想世界というのも任天堂やSONYの牙城だと思うのですよね。

ネット上の「仮想世界」のサービスというのは、機能だけでなく、もともとの考え方の極めて中途半端というか、発想が古めかしい感じがします。「仮想世界」のサービスなら、SONYや任天堂のゲームに任せておけばいいのです。そちらからの発展なら、まだまだありそうな気がします。なぜなら、セカンドライフで共有できる体験は浅すぎるというかコンテンツとして貧弱ですが、ゲーム機の世界は遙かに濃い体験を共有できる潜在力を持っています。コミュニケーションに軸足を移すなら仮想世界というめんどうなものは必要有りません。

PCで何でもできちゃう世界よりは、むしろゲーム機というコントロールが為された世界で展開される仮想性の方がユーザにとっても安心だし、カオティックな面白みってのは、本当に暇な人じゃないと馴染めないと思うのですよね。というわけで、この辺はホームユースのゲーム業界に伸びシロがあるんだろうなあと納得しました。

かく言う僕は結局セカンドライフはちょちょっと1回いじったきり。馴染めませんでした。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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(2012-10-5)
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