2021/6/29

加藤康祐企画設計、夏 – Time goes by

加藤康祐企画設計を開業して以来、四半期ごとの振り返り記事を書いています。前回に記事を書いてから、また3ヶ月が経ちました。2018年6月に入院してから、石の上にも三年と言って来ましたが、ようやく3年が経ちました。3年経つと何が変わる、というわけでもないのだけれども、無理せず無理なく3年間、加藤康祐企画設計として、ある意味、穏便に、平和に、個人事業をフリーランスとして継続して来れたことには一定の意味があると思っています。2021年上半期自体も、ほぼほぼ目標を達成していて、ある意味、自分の仕事を良い塩梅に「制御」できている、というのがこの3年の評価できるところかも知れません。

暖かくなって少し変わったかなと思うのは、生活におけるラグビーの比重が増えました。練習が再開されたのと、ラグビーの仕事の依頼もちょいちょい請けるようになって、それはまあ一時期の僕にあっては日常茶飯事のことだったので、色々戻って来たような感覚もあります。Webサイトやら、ジャージやら、チラシやら、作っています(そういやマスクも作ったな)。早く試合もしたいな、しなきゃなと思っているのですが、一方で、コロナの感染者数も再び増加しつつあり、コロナ禍のラグビー、なかなか難しいなという感じもしています。ただ、色々な人達が色々動かそうとしているのを見聞き肌で感じていて、僕も微力ながらやれることを少しずつ始めていこうという気もしています。

またラグビーを通じて地域に貢献するという視点も最近気づいた大事なポイントです。子育てしているわけでもなく、生まれ育った地元というわけでもなく、八王子との結びつきってイマイチ弱くてですね。横浜にいた時もそうだったのですが、あまり僕はローカルのコミュニティで仕事を作っていくことが得意ではないようで、あまりそういう実績がなく、そういう意味では、今、ラグビーを通じて八王子に関わることを少しずつでき始めているのは、何年八王子にいるかもよくわからないけれど、今できる大事なことなんじゃないかなあという気もしています。

厳しい環境に身を置かなくては、自身の成長は望めない、みたいなことがよく言われるわけで、少なからずそういうことから離れて静かな時間を過ごすことへの焦りみたいなのもあったのですが、この数年でできることは増えたし、そもそも、あんまり厳しい環境にこれまで身を置いていたこともよく考えるとなくてですね。。。のらりくらりとやりながら、できることを増やしていく、ということの地道な積み重ねしかなかなか僕にはできなくて、まあこのまま50代60代まで地味にやっていくしかないのだろうなあという気もしますね。

下半期は、大きな跳躍を見込んでいるわけではなく、上半期と同じくらいのボリューム感で仕事できれば上々という感じなのですが、世の中どう転ぶかわからないですし、相変わらず先のことはよくわからないなという感じがしています。一方で、あまり今と代わり映えしない明日でも、毎日できることを少しずつ増やしていくということを続けていけば、それなりには暮らしていけるかなあという実感もあります。20代30代の仲間はもっと時代の奔流の中で揉まれているのだろうなあ、とも思うわけだけど、ないものねだりしてもしょうがなし、自分の持ち場でしっかりやっていこうという気持ちです。

他の人と同じことをやっているわけではないので、ユニークネスというか、僕にしかできないこと、できなそうなこと、という機能も相変わらず少なからずあって、この間「何者かになろうとしたが、何者にもなれなかった、普通のおっさんの話」というのを書きましたが、頼りにしてくれる人の期待に応えながら、自分の持ち場で役割を果たしていく、ということの積み重ねなんだろうなという気がしますね。まあ、当たり前のことだけど、3年前は、できるのか、それで良いのか、続けていけるのか、不安だったよなあ。

3年経って、一安心、ではあるのです。引き続き宜しくお願いします。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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