2021/3/23

加藤康祐企画設計、春 – The Last Piece

加藤康祐企画設計を開業して以来、四半期ごとの振り返り記事を書いています。前回に記事を書いてから、また3ヶ月が経ちました。昨日、緊急事態宣言が解除され、東京の桜が満開になりました。本格的に春の訪れを感じ、少なからず心躍る部分があります。久し振りに営業に出る機会がありまして、驚くことに1年以上まともに営業に出ていなかったのですが、久し振りの営業というのはやはり良いものだなと思いました。営業の思考の即興性、みたいなものが僕はとても好きです。とても充実した1日でした。

完全復帰に向けて、課題は営業かなあという気がします。この3年ほど、手を動かす仕事を中心に社会復帰を目指して来ましたが、それに比べて、足を動かす仕事があまりできていませんでした。療養期間ということでしばらく外との関わりを薄めにキープしていたことに加えて、コロナ禍があり、外に出る機会が格段に減りました。仕事はしているので、営業しなくても仕事は取れている、部分もあるのですが、よりダイナミックなプロジェクトや、自分の長所を活かしたプロジェクトに関わろうと思うと、営業を取り戻すということがキーになって来るのかなあという気もします。

語り尽くされたことではありますが、コロナ禍でどう営業活動をしていくかということ難しいですよね。営業というわけではないですが、人と話そうということで、この1ヶ月ほどで10人くらいの仲間にオンラインでアポを取って、色々話をしました。プロダクトマネージャー、ディレクター、デザイナー、NPOスタッフ、それから駆け出しのフリーランスの青年の相談に乗る機会もありました。改めて、コロナ禍を受けて、色々な人がそれぞれの現場で闘っているなという感じがして、対して、僕は僕の現場で思う存分闘えているかというと、まだ道半ばという感じでしょうか。

しかし、制約を受け入れるのがデザインのスタート地点とした時に、コロナ禍の設計、有事の設計、というのは当然あって、できないばかりを言っていても思考停止だし、こういう時だからこそ、できることを増やしていくのが重要だという気もします。そう言えば、フィルムカメラを始めまして、これが無茶苦茶楽しい。コースケDXなどと言いつつ、デジタル化を再度進める一方で、アナログなアプローチやアナログな感覚への振り戻しというのも面白いタイミングに来ているのかも知れません。

有事は続きます。ワクチン配布が始まったとしても、感染収束に向けて楽観視できる状況にはなく、積算された社会不安は、また新たな症状として表出し、社会システムの撹乱を生む可能性があります。また、こうした長丁場の有事の中で、先日も地震がありましたが、自然災害などと合わさった、複合的な危機が更なる混乱を招く可能性もあり、いよいよクライシスの常態化に近づいて来たようにも思います。

一方で、人の営みは継続されなければならず、ただ何かそれは経済と感染症対策の両立みたいなことでもなく、家族とか、仲間とか、なんかそういう原体験的な人の繋がりと、それを支える暮らしとか仕事とか人の営みの恒常性をこの状況下でどういう風に機能せしめるか、新しい時代に向けて形作っていくか、ということのような気がします。子どもの頃の写真を最近見返していて思いましたが、人間が育つ過程で身につけてきた大事な価値観、というものにもう一度立ち返って、本当の意味でシンプル、ということを考えていかないといけないような、そんな感じもしています。

ラストピースが埋まれば、そろそろ整うな。そんな実感がある加藤康祐企画設計、3年目の春です。春から本気出す、と書いた手前、良い季節の訪れとともに、少しずつ回転数上げていきたいと思っています。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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