2021/2/9

フリーランスの限界とその先にあるもの – クライアント・ビジネスという原点

フリーランスの限界、という話が割と嫌いです。いやあ、まあ、一人でやっていると、できることは限られていると思うし、事業の成長の天井とかもあると思うし、実際に限界はあると思うのですが、それを言ってしまうと元も子もないという部分があり。多くの場合、法人化をして、チームを作って、組織を作って、という方向に向かうと思うのですが、僕はあまりそういう志向性がありません。基本的には一人でやってたいんですね。さてどうしたものか、ということになる。

加藤康祐企画設計を始めて1年目、ゼロからのスタートだったし、八方塞がりからのスタートだったので、割と頭は右往左往しました。どうやったら仕事を再構築できるだろう、考えてはみるものの、なかなか一足飛びに面白い仕事、エキサイティングな仕事、社会にインパクトを与えるような仕事というのにたどり着けなくて、まずはどうやって安定的に生活費を稼いでいくのか、それを継続していくのか、それを伸ばしていくのか、考えるのが精一杯で、あまり跳躍はなかった。

加藤康祐企画設計を始めて3年目、大分状況が変わっています。色々見渡せるようになり、色々考えられるようになりました。3年目、何が変わっているか、それはクライアントの数だと思います。3年事業を継続することによって、ほぼゼロに戻っていたクライアント数を持ち直すことができ、それによって仕事や相談のボリューム感がある程度読めるようになりました。このことはとても大きい。事業に膂力ができて来た。

面白い仕事、エキサイティングな仕事、社会にインパクトを与えるような仕事も、フリーランスが独りでゼロから生み出すようなものではないということがあります。特に僕はこれまでもクライアントのサポートを通じて、自分ひとりではできないようなプロジェクトやプロダクト、サービスに関わって来ました。自分でできることは限られているけれど、クライアントにソリューションを提供するだけでなく、クライアントのビジネスリソースを借り受けることによって、一人ではできない色々なことができるようになる、そういうフリーランスの限界の突破の方法を再確認しているところです。

加えて、今、社会が大きく変わろうとしているということがあります。クライアントも変化の時期にある。そういう中で、クライアントが見ている新しい社会像や価値観、僕が見ているこれからの社会像や価値観、その設計が一致するところで、自分が関わるプロジェクトがどういう位置づけにあって、どういう社会的機能や役割を持って、その上で面白い仕事、エキサイティングな仕事、社会にインパクトを与えるような仕事というのが定義されて来て、これは前時代とはどうやら違ったものになりそう。

だからやっぱり「GO INDEPENDENT!」なんですね。そして、独立せよ、と言いつつも、これまで以上に良い仕事を作っていくためには、孤立するではなく、これまで以上にクライアントのビジネスに寄り添って、伴走しながら、GO INDEPENDENT!を果たしていかなくてはならない。

僕のやるべきことって、やはりクライアント・ビジネス、客商売、なんですよね。自分一人に目を向けているとレバレッジが効かない仕事だけど、どんなクライアントと付き合って、どんな仕事ができるのか、そしてそれの連なりというのが一番レバレッジを生み出す可能性があって、そこにもう一度こだわっていく姿勢が大事なのかなって思います。そういう意味ではあんまり自分の限界を意識せず、面白い人と面白い仕事ができるように、焦らず慌てず一つ一つ仕事を積み重ねていく、そういう地道なスタンスが改めて必要なのかも知れません。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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