2020/12/17

加藤康祐企画設計、冬 – 「ふつう」の「くふう」

加藤康祐企画設計を開業して以来、四半期ごとの振り返り記事を書いています。前回に記事を書いてから、また3ヶ月が経ちました。2020年、パンデミック、コロナ禍というこれまでに経験したことのない災禍の中、通年過ごした感じではありましたが、もうすぐ終わりを迎えようとしていますね。気持ちはもう2021年に向かっていて、あまり慌ただしさも感じずのんびりとした年末になっています。

今年は戦績としては上出来で、おかげさまで年始の数値目標を達成できましたし、まあ給付金あったのも大きいのですが、売上もET時代の半分ほどまで回復し、そもそもコロナ禍で昨年より売上伸ばせたのがまずは良かったかなという気がしていて、色々お声がけもいただきましたし、これまでのお付き合いも続いていますし、うん、だから、上出来、そういう感じでしょうか。2年目のジンクスみたいなものは払拭できた感じある。

いよいよ来年が3年目で、僕自身、3年を一つのマイルストンに加藤康祐企画設計を進めて来たのですが、ざっくり来年は「今年並にできれば良い」と思っています。とは言え、これ結構難しい気もしていて、「春から本気出す – コロナの冬とレジリエンス・サイクル」にも書きましたが、向こう3ヶ月は感染症との難しい戦いが続きそうな気配ですし、オリンピックはあるというけれど、不況が本格的に表象化してくるのもそれくらいのタイミングではという気もしていて、ペースメーカーとしての2020年に伴走してもらいつつ、走ってみようとは思っているけれど、なかなかの悪路ではあるような気もしています。逆に言うと、来年、無難に切り抜けられれば、ちょっと新しい世界も拓けるのかな、そんな希望的観測もしているのですが。

コロナで学び得たことも多い気はしていて、コロナ禍に関する記事はこちらにまとめていますが、社会の仕組みや個人の生き方、そして、働き方や、家族のあり方、ひいては幸せのカタチみたいなことについて、考えさせられる機会は多かった気がします。勿論、ある意味での抑圧であったし規制であったし、理想のカタチとはほど遠いわけですが、「できないこと」は当たり前になっていた「できること」の魅力を浮き彫りにしたし、「できないことをできるようにすること」というのは、やはり人間にとって魅力的なことなのだなと改めて感じました。試行錯誤、ないし練習、そして、成長。

かく言う僕はそんなに新しいことを始めたわけではなくて、イラストを秋口から始めたくらいなのですが、手を動かすというのは、やはり身体感覚が伴うので、良いように思います。マウスをペンに持ち替えただけで大分違うんだなって思いました。まだまだ素人同然で、なかなか仕事にするまでの道筋が見えないし、鍛錬不足否めないのですが、時間をかけて続けていけると良いなと思っています。

世界は大きく変化しているし、クリエイティブや技術も日進月歩。社会課題も複雑化していて、組織の力や大きなリソースがないとリーチできないことも増えて来ましたし、個人の限界が時代の壁に直面している、そんなタイミングなような気もしていて、フリーランスはこれから増えるとか、これからはフリーランスだとか、言われてもいますが、僕は少し落ち着いた方が良いような気もしています。しかし、一方で手の届く範囲できちんと商売をやっていくことの楽しさ、みたいなのは今後も毀損しない気がしていて、身の丈にあった目標設定ができれば、それなりに楽しく仕事していけるのではないのかな、という気もしています。

コロナ禍は遅効性の災害であり有事です。これだけゆっくり襲いかかってくる災厄に見舞われた経験はなかなかこれまでになく、医療だけでも、経済だけでもなく、様々な分野に影響を及ぼしています。個人的にはV字回復、みたいなことよりは、「ビフォー・コロナ、ウィズ・コロナ、アフター・コロナ – 危機とそれからの時間軸の区切り方」に書いたように、少なくとも休息期を挟んで、回復期があるような緩やかな療養的回復を目指した方が良い気がしていて、急性期を凌いだ後に、復帰戦で失敗する、みたいなことをできるだけ避けた方が良いのではないかなという気がしています。第三波とか言われていますが、今もまだ急性期の最中で、しかし復興を目指す時に、どれだけ時間をかけれるかどうか、というのが大事な気がして、それには我慢も体力も必要だけれど、僕自身ゆっくり構えていたいなと思っています。あんまり拙速にならない方が良いような気はしている。大変だけど、やっていくしかないよなあ、そんな感じでしょうか。

色々書きましたが、ほぼ無事に加藤康祐企画設計の2年目を終えようとしており、今から3年目が楽しみです。奇をてらうではなく、「ふつう」の「くふう」をいかに上手に丁寧にやっていけるか、そういう時節でもある気がしています。焦らず慌てず媚びず奢らず、良い3年目に向かえると良いなと思っています。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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