2020/10/17

コロナと郊外 – 仕事と生活の郊外化 – New Suburbanization

人生のほとんどを郊外で過ごしています。これまでもいくつか、郊外居住、郊外労働については書いて来ました。コロナ禍で最近改めて郊外が注目されているように思います。Work from Homeが進み、通勤がなくなって、いわゆる都心部に執着する必要が薄くなり、郊外で生活したり仕事したりする時間が長くなる。東京への一極集中が課題ということはずっと言われて来たことですが、地方移住の手前に、まず郊外の隆盛、郊外の再発見みたいなことが起きるのではないかな、そんなことを思っています。

色々なものが都心に集中して来ました。仕事だけでなく、買い物も、食事も、芸術も。ただ、コロナ禍をネットが大分補完してくれていますし、僕が住んでいる八王子に目を向けてみるとローカルに美味しいお店多いですし(八王子ラーメンは最高です)、美術館は足が遠のいたけど美大がたくさんある土地柄ではあります。八王子のラグビーのクラブチームもありますし、これまで以上に仕事も生活も郊外中心、郊外で完結するようになって来ました。以前住んでいた東戸塚に比べると、郊外都市というか、衛星都市というか、都心との関係性を抜きにして、単独の都市としても機能が充実していて、常に中心を東京に置いて考えなくても良くなったな、そんな感じもしています。

こうなって来ると、人の移動は少なからず起こり得る気がしていて、家賃がリーズナブルだったり、自然が多かったり、子育てがしやすかったり、人混みが少なかったり、郊外の魅力に惹かれる都心の人々というのも増えて来るのではないかなという気がします。高尾とか、鎌倉とか、拠点を少し都心から離れたところに置くというのは、コロナ禍よりもっと前からあった流れではあって(僕主に西側のことしかわからないですが)、それが一層加速するのかなという気もします。

ビジネスの視点で見ても、都心への日中の人の流入が減って、人々が郊外で過ごす時間が増えると、そこにフォーカスしたビジネス展開を考えていかなくてはいけないであろうことは自明で、特に消費を考えた時にコロナ禍でビジネスのネット化は進んだけれど、並行して進んでいるのは郊外化なのではないかな、そんな気もしています。一方で郊外のローカルビジネスがコロナ禍で体力を削られている部分というのもあるでしょう。これから郊外をどうしていくのか、どうなっていくのか、というのは重要なテーマになって来そうですが、ユーザもプレイヤーも以前より多様化していく、そんなことが起きるかも知れません。

トカイナカ、なんて言葉もありますが、久しく都心と地方の2軸で語られることが多かったですが、ここに来て「郊外」のプレゼンスは高まるのではないかという気がします。いざという時に都心にも出れて、地方ほどではなくても環境が良い、コロナ禍でのライフスタイルの大きな変化、進化の舞台は郊外かも知れない、そんな風にも思っています。僕自身まだまだ郊外居住、郊外労働の可能性を探っていきたいなと思っています。

どうでしょう、郊外。

加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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(2012-10-5)
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