私的コロナ対策本 – 今こそ読みたい本、3選
ふと思い立って、感染症のことととか歴史とか大事なんだけど(『ペスト』とか読まれてるみたいですよね)、こういうご時世にあって、コロナが及ぼす社会的影響、その後の問題解決にダイレクトに働きかけるような対策になる本ってあるよなあ、などと思いまして、3冊選んでみることにしました。
ソフトウェア・ファースト
NHKのプロフェッショナル仕事の流儀にも出演された、及川卓也さんの本です。DXの啓蒙書としてこれが一番わかりやすい気がしていて、コロナショックはリモートワークや決裁電子化など色々なものを変えていますが、今後、企業の収益構造や体質、カルチャーなどを含めて、売上挽回に繋がるような戦略を立てていこうと思うと、避けて通れないのがDXという気もしています。
レジリエンス
コロナショックを受けて、企業や組織の何がまずかったのか、そのシステム(情報システム的な意味だけじゃなく)に何が必要だったのか、ということを考えるには、アンドリュー・ゾッリのレジリエンスに関する本がお薦めではないかなと思います。今後も災厄や災害で危機に瀕するということは、日本でも起こり得て、そういうものに備えていく、そういう対応のメカニズムを再考する、という意味でお薦めの本です。
デザイナーとして起業した(い)君へ。
最後に、フリーランスというか、個人事業者のための本も一冊。デザイナーに向けた本ですが、今回のコロナショックで大きく影響を受けたのが個人事業者でした。どういう心がけで仕事をしていくのか、ということが明解に書いてあります。近年は、ワークスタイルの変遷としてフリーランスを考えがちだけれども、基本的には営業スタイル、顧客対応スタイルとしてフリーランスという働き方があることを考えさせられる本かなあと思います。
まとめ
それぞれの本、以前、レビューを書いています。詳細はそちらを。このチョイスだとキーワードは「DX」「レジリエンス」「客商売」という感じでしょうか。
『ソフトウェア・ファースト あらゆるビジネスを一変させる最強戦略』 及川卓也
『レジリエンス 復活力–あらゆるシステムの破綻と回復を分けるものは何か』 Andrew Zolli – 向こう10年考えるべきこと
『デザイナーとして起業した(い)君へ。成功するためのアドバイス – Work for Money, Design for Love』David Airley – フルスイングでお薦めできる本
興味が湧いた方は是非本を手に取ってみてください。

加藤 康祐 / 企画・設計
プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。
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フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)