2020/4/28

コロナショックと社会的養護 – ブリッジフォースマイルの新型コロナ緊急支援

4月の頭くらいでしょうか、いつも仕事しているブリッジフォースマイルの事務局スタッフと、コロナの社会的養護への影響について話す機会がありました。当初はコエールという7月に開催されるイベントについての話でしたが、以前、僕も「社会問題の変容 – アフター・コロナの社会問題」という記事にこのように書きました。

昨今の現状を鑑みると、新型コロナウイルスの流行による社会不安は、こうした進学率や中退率というのも、まるでカナエール(過去に関わっていた児童養護施設退所者を対象にした給付型奨学金支援プロジェクト)がなかったかのように、大きく動かしてしまう可能性があるな、とふと思ったんですよね。社会不安が増大すれば、進学という選択をする子どもたちの背中を押す人たちにも動揺があるだろうし、人生の選択という意思決定に、社会不安というのは少なからず影響を及ぼす可能性はある。1年前、2年前とは、当然状況が変わってくるし、よく危機というのは弱い立場の人にこそ皺寄せを及ぼす、というけれど、今、起きつつある社会の変化が、どういうインパクトを及ぼすのか、ということは考えていかなくてはいけない。

想像していたことではありましたが、コロナによる様々な社会システムに対する撹乱は、頼れる親のいない若ものの生活にも深刻な影響を及ぼしています(NPOブリッジフォースマイルによる緊急アンケート)。バイトができない、家賃が払えない、生活費がない、一人暮らしの孤独。。。こうした状況を受けて、ブリッジフォースマイルでは緊急支援プロジェクトを開始したそうです。

新型コロナ緊急支援 | NPO法人ブリッジフォースマイル

「生活を維持できなくなる危機」「孤独感とメンタル不調」という2つが挙げらているけれど、これはカナエールで言っていた「Money + Motivation」ということで、彼ら彼女らがこの苦境を乗り越えるために、経済的な「支援」と精神的な「応援」の双方が必要です。

特に現金給付については僕も少し驚いたのだけれど、確かにまず以て現金が必要だろうし、支援を政府に働きかけているような時間的猶予もないし、ということで、今回のように皆さんから寄付を集めて、それを原資に、より危機的状況にある子に優先的に支援を行う、ということになります。ブリッジフォースマイルは、広域で児童養護施設からの巣立ちや退所者支援を日頃から行っており、多くの若ものがNPOのプログラムに参加もしていることから、こうした支援の窓口になり得るネットワークとコミュニケーションのパイプがあります。

有事の直接支援、ということです。

僕自身はほとんどブリッジフォースマイルを通じて直接的に子どもに関わる活動はしてらおらず、個人的な付き合いもほぼないのですが、これまで現場で出会って来た子どもたちも、今、学生として、社会人として、苦境に立たされていると思うと、これまでやって来たことを生かすも殺すも(ちょっと怖い言葉だが)ここを乗り越えないとだな、という気がしていて、「ここが踏ん張りどころ」なんじゃないか、という風にも思っています。

多くの皆さんのご協力が必要です。是非、一度、リンク先の内容ご確認いただいて、ご支援をお願いします。勿論、SNSなどを通じて広めていただくのも大歓迎です。

新型コロナ緊急支援 | NPO法人ブリッジフォースマイル

コロナを受けて苦境に立たされているのは児童養護施設の退所者だけではありません。コロナウイルスに感染した患者さん、医療関係者をはじめ、高齢の方、教育の現場、子育て家庭、福祉や介護の現場、などなど、それぞれに問題や疲弊や困窮、逼迫した状況があり、社会全体が困っている状態なのも間違いありません。

ただ、親を頼れない境遇にありながらも、社会に出て頑張っていこうとする若ものが多くいて、今、支援や応援が必要という時に、混沌を大きく解決するだけではなく、個別の問題にきちんとフォーカスして、適切な対応ができることは、希望を未来に繋げるために、必要なサポートだと思いますし、「社会の子育て」、その実現のためにも乗り越えないといけないことが、このコロナ危機、なんだろうと思います。

多くの方々の力が必要です。この危機に、少しでも多くの大人で、彼ら彼女らが生き抜いていくことを、後押しできればと思います。是非、ご協力ください!

新型コロナ緊急支援 | NPO法人ブリッジフォースマイル

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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