2020/4/23

アフター・コロナで会いましょう – 再会と再開のデザイン

アフター・コロナで会いましょう。なんか、こないだふと浮かんだフレーズです。コロナウイルス感染症の流行は、人が人に会うことを難しくして、ただそれだけのことで人のライフ・スタイルやワーク・スタイルは大きく影響を受けてしまうものだなとまざまざと知らしめました。Zoomを使ったり、チャットでコミュニケーションしたり、電話したり。勿論、オンラインでそれを補完する手段はあるけれど、「会って話しませんか」というただそれだけのことがとてもとても難しくなった。ウィズ・コロナの時期を感染拡大防止のためにこらえる期間だとすると、やっぱり多くの人間関係が「アフター・コロナで会いましょう」ということになるのかな、なんかそんなことを思ったんですね。

最近、少しずつ、僕の仕事でもコロナを受けた対応の動きも出て来ていて、一口に自粛と言っても影響は様々。営業ができなくなったジム、バイトできなくなった学生、お金というのは人が人に関わることで発生していて、仕事というのは人が人に関わることで生まれていて、人が人に関わりにくくなった現在の状況は、閉塞感、という言葉だけでは補えない、社会にたくさんの停滞や行き詰まりを生んでいる。ウィズ・コロナが長期化すれば、こうしたしこりは、生活苦や職業難、メンタル不調、社会生活へのストレスとして、顕在化し噴出して来るでしょう。

ただ暗い話題ばかりをしていてもしょうがない気がしていて、ちょうど2ヶ月前、「危機、対処、復旧、復興 – 「これから」にどう向かうか」という記事を書きました。ちょっと気が早かった気がするけれども、こんなことを書きました。

とは言え、こうした危機も乗り越えれば、それを復旧することも、復興することもできる気がしていて、どうしても今は専門家や専門職が支えてくれている現場の力に頼る他ない部分も大きいけれど、今、停止させている社会の様々な機能を復旧すること、そしてその後に、中長期的に日本をより良くするために復興していくこと、そこには多くの力が必要になるだろうなあという気がしているし、色々な人の仕事があるのは、先の東日本大震災の経験や記憶にもあろうかと思います。復旧するにもパワー要るだろうし、復興って元に戻すということではないから、何か完成像があるわけでもなく、終わりのない取り組みではあると思うけれども、今回もリモートワークが推進され始めたり、潜在的需要だったベビーシッター利用の必要性が可視化されたり、科学や医療の先端技術の重要性が見直されてリアルテックのような領域の関心が高まったり、遠隔医療や遠隔教育みたいなものも日本でも必要なんだなと実感させられたり、様々な社会変化を促進するような変化に繋がる可能性もあって、そういう意味でも大きな転換点になっていくのではないかなという気がします。そういう意味では復旧、復興に、自分の仕事や活動をしっかり乗せていくことが大事なのかなあと。

今もそれはそうだろうと思うけど、改めて、人間関係ということが大事かなという気がしていて、ここには「再会」と「再開」というのがある気がします。会えなかった人と会える、止まってしまっていたことをまた始められる。勿論、今もオンラインを活用して、色々な人間関係を繋ぎ止めて、色々なアクティビティは動いているわけなんだけれども、やはり「リアル」に「再会」したり、「再開」したり、というのはすごい「解放」なんじゃないかなと思うんですよね。

とした時に、単に復旧や復興ということを考えるだけでなく、「再会」や「再開」というのは、とてもデザインしがいのある対象物なんじゃないかなあと思いました。緊急事態宣言の解除がそれに当たるのかもわからないし、どこまで延長されるかもわからないけれど、会えない、動かせない、ものには「再会」や「再開」がきっとあって、その希望を設計していくというのは、もしかしたら、1年越し2年越しのプロジェクトになるのかも知れない。ただ、自粛に疲弊してもしょうがない気がするし、なんかそのTipping Point、沸点に対して、今から考えていく、というのは案外楽しいことかも知れません。

我慢と忍耐の時期、というのは、長いのでしょうし、世の中が大きく変わる分水嶺のような気もしていて、新しい価値観が生まれて来る。New World、New Normal、New Standard、New Orderな世界になりそうな気がしている。ただやっぱりそこには「Re:」もある気がしていて、「再会」や「再開」、人が再び人に密に関わる、そういう時も来るよな、いずれ、とも思っています。

これから世の中がどうなっていくのか、ということ、これから僕もじっくり考えていこうと思うのだけど、それはそうと、この暗鬱とした時間の先に「再会」や「再開」が待っていて、再び生きる、再生する、ということに繋がっていくような道が拓けていると良いなと思うのですよね。なんかばっくりとした話であれでしたが、一度、書いておきたかった、「アフター・コロナで会いましょう」と。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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