2020/4/14

ビフォー・コロナ、ウィズ・コロナ、アフター・コロナ – 危機とそれからの時間軸の区切り方

緊急事態宣言も出ましたが、僕自身の生活はあまり大きく変わっておらず、割と静かに家で過ごす日々です。外回りに出なくなりましたし、買い物も必要最低限、後は本当に必要な通院などが主な外出で、散歩やサイクリングくらいはするけれど、やはりなんか少し寂しさを感じる状況であるのは確かです。

まだ先が見えないながらも、少しずつ、これからの日本や世界の行く末を見据えた議論を目にすることも増えて来ました。色々な意見があるけれども、これからのことを考えていく、そのことの前に、少し、整理しておかなければいけないことがあるような気がしました。それが時間軸の区切り方です。いつ頃、新型コロナウイルスの流行が終息するか、ということではなく、言わば「ステージング」の話と言えば良いでしょうか。

ビフォー・コロナ、ウィズ・コロナ、アフター・コロナ

アフター・コロナではなく、ウィズ・コロナなんだ、というような意見も目にしますが、時間軸で考えると、ビフォー・コロナとアフター・コロナの間にウィズ・コロナがあって、特にこれはワクチンや特効薬が用意されるまでの期間、というようなことができるのかなとも思うけれど、この3つのフェイズで社会や価値観の変化を考えていくことはできそうです。特にウィズ・コロナの時期はそれなりに長くなりそうなのと、現代人がなかなか経験したことない状態、ということがあるので、ビフォーからアフターへの変化を考えるためにも、ウィズ・コロナの鬱屈した状態(自粛ですよね)で、どういうフラストレーションが蓄積されるのか、どういう価値観の変化があるのか、そういうことを観察しながら、その先の世の中がどうなっていくか考えていく必要がありそうです。

前兆期、急性期、休息期、回復期

次にもう少し細分化された時間軸の考え方を提示したいと思います。前兆期、急性期、休息期、回復期という4段階です。これ実は、統合失調症を考える時の4段階のステージでして、ただ、これは危機状況にある社会の状態に対しても割と適用できる時間軸の区切り方ではないかな、という気がしました。僕らに馴染みやすい言葉だと、例えば休息期を復旧、回復期を復興、みたいに置き換えることができるかも知れません。今は急性期をなるべく抑えようとしているフェイズで、しかし、その後を二段階に分けておく、というのはより考えやすくなるかも知れません。

システムズ・レジリエンス

最後によく引用するシステムズ・レジリエンスの話です。これは、危機の経験を受けて次の危機の経験に備えるための自己回復的なシステムのアップデートのサイクルで、ショック、緊急対応、回復、イノベーション、設計・デザイン、運用・訓練・監査、検出、早期警戒、という8つのフェイズに分けて危機対応の社会システムを考えています。イノベーション以降は、言わば、新しい社会システムを作っていく、ないし、社会システムを再設計するということで、未曾有だけど、もう二度とない、ことではないし、日本も危機への脆弱性は垣間見えていますから、これからに向けて、より細分化したフェイズを見据えて考えていくこともできそうです。

まとめ

しかし、先述の丸山宏さんへのインタビュー、僕がユレッジで取材させていただいたのですが、最後「そうですね。あるいは今見ているのは地震だけだけど、パンデミックが来た場合にはどうするんですか?というようなことを考える材料にもなると思います。」という問いかけで終わっているんですよね。そういう意味では僕も少なからず反省があるというか、もっとじっくり当時考えておけば良かったなとも、今、改めて、思っています。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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