2020/3/23

行動変容と規律

今日は、夜少しNHKスペシャルを観ていまして、特にクラスター対策班の東北大奥谷教授のお話がうかがえて、勉強になった感じがしました。クラスター対策班、という名の通り、専門家が、クラスターの発生を監視して、それを制御するために、どのように尽力されているか、これまでの経緯が窺い知れて、いわゆる専門家の討論番組ではなく、対策の現場の様子に想像力が湧く内容になっていて、見逃した方は観てみると良いように思いました(最近、始まったNHK+とかだとすぐ観れますね)。

NHKスペシャル | “パンデミック”との闘い ~感染拡大は封じ込められるか~

番組の内容そのものを論じるつもりはないのですが、番組を拝見してふと思い出したのが「規律」という言葉でした。規律、って知っている言葉だけど、あまり使わない言葉というか、日常語ではないですよね。ただ、昨年のラグビーワールドカップで、選手がインタビューを受けた際に、この「規律」という言葉を使ってるのを見かけた方も多いように思います。英語だとDiscipline、という言葉になるようです。

日本型の感染症対策、ということを言われていますが、経済活動をある程度維持した上で、人々の行動変容で感染の爆発的な拡大を防いでいく、ということに「規律」は必要なことのような気がします。ラグビーでは「反則しない、ごまかさない等の規則を遵守してプレーすること」を以て規律というけれど、規律によって自由なプレーが妨げられるというわけではなく、規律を守った上で自由な想像力を発揮するのが良いプレイヤー、みたいな感じでしょうか。

今も手洗いや消毒や咳エチケットなんかの話は出てるし、クラスターを生みやすい状況なども図解されて広まっているけれど、ヨーロッパのように都市封鎖も辞さないようなフェイズになれば、また違った規律が求められてくる気もします。そういう意味では、日本型の感染症対策というのは、単純に人々の自由や権利を制限するというよりは、現状、かなり高度な規律を求めている、そんな風にも解釈できる気がします。

ここでワンチームとか言っちゃうと、状況に対して随分絵空事のようにも聞こえるけれど、一人一人の行動変容でウイルスと闘っていく、個人の心がけで、社会のレジリエンスを形作っていくと思うと、そこに必要なのは規律なのかなあ、と感じました。ただ、どうやって規律を作っていくか、という問題はあって、それは啓発だろうし、啓蒙だろうし、情報公開だろうし、要請や指示、あとやっぱり現場の努力や判断だと思うのだけれども、状況が変化していく中で、正しい規律を作れるかどうか、というのは社会主義の国でもない日本にとって課題でしょうが、その辺少し真面目にやらないといかんのだろうな、とも感じます。

長丁場になってきたし、なかなか悩ましい話題で、気疲れするのも確かですが、ちょっとラグビーになぞらえて考えられたら、気が楽になったという話でしたw。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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