2020/3/4

Less is More – UIデザインとしてのホームオフィス

最近、ネットでこんなもの見つけました。色々な人がデスクをすっきりさせる試みをしていてなかなかカッコいい。

デスクをすっきりさせるマガジン|Go Ando / THE GUILD|note

僕はなかなかここまでミニマリスト的にはなれないけれども、昔、Flickrで世界中の人のオフィススペース眺めるのとか結構好きでしたし、今もPinterestとかで見てますし、家で仕事をしていると、やっぱり数時間デスクで過ごすわけで、デスク周りがすっきりしていることは大事だなと感じます。

ここのところ、コロナウイルスの影響もあって、色々な人がリモートワークにチャレンジしているようなこともあり、フリーランスは家で仕事もする人も多いですし、コワーキングスペースやカフェというのもあるけれど、働き方改革の中に、デザイン要素として、「ホームオフィスの設計」みたいなものが入って来ても良いと思いました。

Less is More

以前、友人が結婚式のコンセプトに「Less is More」という言葉を引用したことがあって、世界三大建築家の一人、ミース・ファン・デル・ローエの言葉だそうなのだけれど、確かに、当たり前にそこにあるとされているもの、を間引いていくと、より大事なことの骨格が見えてくるということはあると思います。ワークスペースって、それ自体がIT用語でもあるけれど、ソフトウェアがあって、OSがあって、キーボードとマウスがあって、その更に外側の、しかし、物理的ユーザインターフェースであることも確かだし、そういう風に設計していくことが可能だなと改めて感じます。

そこにあるべきとされるもの、本当に使うもの

何年も同じ環境で仕事していると、当然そこにあるべきとされるもの、って出て来ると思います。けれども、改めて自分のワークスタイルを振り返って、それぞれのツールの使用頻度などを考えていくと、それ片付けられない?とか、見えるところに出しておかなくても良くない?とか、逆にそれ毎日触ってるでしょ?とか、それまとめられない?みたいなこととかが出て来ます。この辺ってUIデザインでも良く話題になるところで、スマホアプリのボタンやメニューの配置を思い起こしてもらえればわかりやすいですけど、よく使う機能が深いところにあったり、使わない機能がいつも見えるところにあったりすると、使ってて心地良くないですよね。そういう風に改善をすることが必要ではないかなと感じます。

密度と余白

今回、机の下に入っていた引き出しを外に出して、ぐぐっとデスクトップのスペースを広げてみて、遊びのスペースを多く取ったのだけど、やはりモノがぎっしり並んでいる状態よりも、余白が確保されていた方が、気持ち良い感じがします。実際、僕、デジタル作業7くらいですが、それでも、アナログ作業3くらいあって、ノートとペンで書き物して仕事することも多いので、自由に使えるスペースが確保されていることは大事。一方で、モニタ周りには最低限揃えておきたいものはギュギュッと集約。なので、ボックス使ったり、トレー使ったり、ペン立て使ったりして整理しています。この密度と余白の作り方も、実際にユーザとして作業に向かう時に、どういうアクションを取るのか、例えば、電話に出ながらモニタを見ながら手元でメモを取るとか、その時に最適な配置は何なのか、みたいなことを想起して、決めていけば良いのだろう、と思います。この辺はUXの想起だし、ユーザインタビューする代わりに、自分の過去の経験を振り返れば良いですね。

まとめ

というわけで、机整理したという話でした。これ実は皆やってるよ、という話でもあって、ただなんか、ソフトウェアとか、スマホアプリとか、皆触るようになって、改めてわかりやすいメタファーが出て来て、前より、「Less is More」を考えやすくなったんではなかろうか、と思います。どうしても時間が経つと、「More is More」をやってしまいがちなんだけど、そこをググっと我慢して、整然として使いやすくて心地よい状態を保つというのも、プロダクトデザインやサービスデザインに通底するものがありますね。

自分が作業に向かうインターフェイスを画面からずーっと広げて、ホームオフィス全体を制御して設計できるようになると、色々良くなるんじゃないか、という話でした。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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