2020/2/28

危機、対処、復旧、復興 – 「これから」にどう向かうか

なかなか難しい局面が続きます。騒ぎ過ぎだという意見もあるし、もろもろ唐突だという意見もあるし、意見は色々あって良いのだが、社会は今大きな転換点を迎えていて、柔軟に対応していくことが求められそう。フリーランスはなかなか所得補償の対象になることも難しいだろうし、子育てやら介護やらあると、所得だけの問題でもなかろうし、まあしかし、色々な人が色々なところで今負荷を抱えていて(むしろ、僕は独り身だしフリーランスだし、負荷は少ないのかも知れない)、何かこういう時に改めて感じることだけれど「一国民」として、状況を受け入れて対処することが求められそうです。

感染症の抑止って、なんかこう「統計的に解決しないといけない」というか、ある程度の時間軸の中で被害を最小限に留めるってなかなか難しい理解というか、日本に限ってだって全国で起きてるに近い状況になって来たし、先手先手と言いつつも戦術的には撤退戦的な感じもするし、全体設計というか、グランドデザインみたいなものに想像力を働かせるのにも、雲を掴むような話ではある感じもするのですが、まあそれでもできる範囲で考えていくことは大事だなあという気はします。ということで最近考えてみたことを少し整理してみました。

お金が足りない問題とお金でどうにもならない問題

旅行業や観光業を皮切りに、イベント業や製造業など色々なところに影響が出始めているけれど、大きく、お金が足りないという問題と、お金でどうにもならない問題というのがありそうです。売上が立たない中小企業の資金繰りは厳しく、国も対策を発表しているけれど、倒産危機を乗り切らなければいけない。僕も個人ですが、法人やってたので、自転車操業に近い形で回していた企業が売上が減っても急に支出をなかなか抑えられないことへのイメージはあります。こういうところには一時的な貸付などの対応が必要そう。一方で、人的リソースの不足、今も全校一斉休校の影響で、医療機関や小売店などのシフトが難しくなってるというニュースも出ていますが、お金だけで解決できない問題というのも出て来そうです。これは個人の生活レベルに置き換えても同じことが言えそう。工夫を考えていくしかないなとも思うわけですが、有事、お金でどうにもならないことにも、これから多く直面するようにも思います。

時間を消化するということ

感染症の収束がいつになるかは全く不透明ですし、今、拡散防止策を打っている真っ只中ですが、非日常が続く中で、時間を消化する、という考え方も必要だと思っています。頑張らないといけないわけだが、頑張りどころというのがあって、例えば入院の療養生活がそうだけど、3ヶ月の入院療養が必要だという時に、1日1日の過ごし方に人間どうしても不安になってしまうわけだけど、実際は3ヶ月経たないと退院できないわけで、不平不満ありつつも、生産的なことをしたり、創造的なことをしなくても、時間を自制的に消化する、ということもタスクの1つになって来るのかなあと思います。経済活動を止めてはいけないとよく言うけど、それもどのレベルでやっていくか、というのをうまくコントロールできないといかんなあ、という感じ。ある意味で「やり過ごす」的な視点もポジティブな意味で、必要なのではないかと思います。

気になるタイムラグ

あと、今、実体経済の中で色々な領域で影響が出たり、資金繰りに危機感を感じたりしているわけだけれども、株価も下がって来ていて、目前の不景気と、マーケットから降りて来る不況というのが、もしかすると少し時間差攻撃的に発生するおそれはあるのかなあ、という気がします。サブプライムの時は、僕みたいな末端の業者が影響受けるには、金融市場の混乱から半年くらいのタイムラグがあったかな、と記憶しているのだけれども、今回は実際に物理的に経済が悪影響を受けることが先行しているので、長期化、ないし、第二陣がある、みたいなこともちょっと考えておかないといけないのかなあと。

復旧、復興のフェイズは必ずある

とは言え、こうした危機も乗り越えれば、それを復旧することも、復興することもできる気がしていて、どうしても今は専門家や専門職が支えてくれている現場の力に頼る他ない部分も大きいけれど、今、停止させている社会の様々な機能を復旧すること、そしてその後に、中長期的に日本をより良くするために復興していくこと、そこには多くの力が必要になるだろうなあという気がしているし、色々な人の仕事があるのは、先の東日本大震災の経験や記憶にもあろうかと思います。復旧するにもパワー要るだろうし、復興って元に戻すということではないから、何か完成像があるわけでもなく、終わりのない取り組みではあると思うけれども、今回もリモートワークが推進され始めたり、潜在的需要だったベビーシッター利用の必要性が可視化されたり、科学や医療の先端技術の重要性が見直されてリアルテックのような領域の関心が高まったり、遠隔医療や遠隔教育みたいなものも日本でも必要なんだなと実感させられたり、様々な社会変化を促進するような変化に繋がる可能性もあって、そういう意味でも大きな転換点になっていくのではないかなという気がします。そういう意味では復旧、復興に、自分の仕事や活動をしっかり乗せていくことが大事なのかなあと。

まとめ

うにょうにょと最近Twitterにボヤいていたようなことを書き連ねてみましたが、なんか直近のこと脊髄反射的に考えていると疲れる部分もあって、少し長い目でこれからのグランドデザインを考えていくのも良いのではないかなあという気がします。切迫した問題が仕事や生活を脅かすわけだけど、その対処ばかりに時間を割いていると、やっぱりいっぱいいっぱいになってしまう気もするのと、短期的に対処的にできることは限られている、という気もしていて。考えることに時間を割ける時期ではありそうだから、僕自身も試行錯誤をしながら、年度明けくらいにはもう少し先の見通しが明るくなっていると良いなあと思うのだけれども。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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