2020/1/7

「不況の備え」について考える – フリーランスにできること

あまり考えたくないことに、不況、ということがありますね。僕が仕事をして来て、不況の影響をものすごく受けた、ということはあまり記憶にないのですが、それでもサブプライムの時は売上が減ったりはしました。やはり、クライアント企業も緊縮財政になりますし、身内の人件費を削ろうという時に、外注費まずは見直そう、というのも当然の流れ、という気がします。

直近だと、オリンピックの後に不況が待っている、という話もありますし、元々、数年来経済は下り坂になっていくだろうという話もありました。また、昨今の世界情勢を鑑みると、中東の情勢も極めて不安定で、昭和のオイルショックなどを想起せずにもいられません。まあ、僕は経済学者ではないし、国際政治にも疎いので、不況が来るかどうかは全くもってようわからんといのが本音なのですが、仮に不況が来た場合に、フリーランスとしてどうしていけば良いか、ということを少し考えておいた方が良いような気がします。

小さく稼ぐ

まずは事業のスモールサイジング化かなあと思います。入って来るお金をあまり見込めない代わりに、出ていくお金を減らす。外注比率を下げて一人で完結する仕事を増やしたり、長いスパンの仕事ではなく、単発でも短期的に売上が上がる、リスク低めの仕事の数を稼いでいく、というようなことでしょうか。小さく刻んでいくことを意識するのは大事かなと思います。

中長期的に売上推移を見る

売上を年次で見ていくと、不況の時って結構厳しいです。とすると例えば、1年とりあえずしのいで、3年くらいでフラットになるように回収しようとか、時間軸を引き伸ばした売上目標で仕事を進めてみるというのも一つの手かなあと思います。そういう意味では、この間に客単価が下がったとしてもクライアント数を増やしたり、何か新しい技術や見聞を広めることに時間を使ったりという時期にする手もあるかもです。

クライアントの体力を奪わないで、関係性を継続する

これは僕の過去の反省でもあるのですが、不況で価格設定が折り合わない時に、長く付き合って来たクライアントとの契約が終了してしまうことがありました。今、振り返れば、廉価でも継続的に付き合える方策を探したり、厳しい状況で顧客の体力を奪わないような付き合い方を模索したりできてれば良かったなあと思うこともあります。5年、10年単位で見れば、また良い仕事になる可能性もあるので、一旦、規模縮小するとしても、短期的に拙速な判断をしない、ということもあると思いますね。

まとめ

主に3点、不況になったらどうするか、ということについて書いてみました。基本的にはピンチをチャンスに、な話というより、ピンチをピンチとして受け入れようというニュアンスが強いですがw、勿論、デザインやITのコストを投資と考えてもらって、世の不況の時にこそ勝負に打って出ましょうというような提案も重要だと思いますし、僕も必要だと思います。ただ一方で、浮足立たずに、多少小さくなっても中長期的に続けていくこと、そのための妥協や代替案の模索というのをしていくことも大事で、不況時の工夫みたいなことはあるのでないかと思います。

それでも不況になると不安だし、次の不況が1年で終わるものなのか、3年かかるのか、5年以上の長いものになり得てしまうのか、もわからないですが、大体、不況には出口ある、ということの方が多かったですし、変化に対応しやすくするという意味では、大きく作って大きく稼ぐではなく、コンパクトにビジネスをおさめられるようにしておく、というのは必要な準備かなあという気がしますね。まあ自己裁量だから、そういうこともフリーランスはやりやすいというところもありますし。

もしものそなえ、そういうことも少し考えた方が良いかなあ、という時代感ではあります。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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