2009/3/14

ブランディング広告という矛盾

ブランディング広告という言葉に少し違和感を持っています。ブランディングというのは言わば非常に内在的な闘争だと思っています。たしかにブランドの価値を様々な手法で生活者に知ってもらうことは大事。ブランドイメージを醸成するのにおいて、広告は現在でも最も有効な手段の一つでしょう。

しかし、広告でブランディングが為されると思える言葉で、ちょっと怖いなという印象を受けます。

何かこうブランディング広告をすることで、ブランドのシンパが増え、ブランドの価値が高まるというフローが想定されているのだったら、それはどうも違う気がしていて、ブランディングとプロモーションの区別がつき辛くなってしまう原因を作っているように思えるからです。

ブランドのフォロワーが増える結果、ブランドの価値が高まる、のではなく、
ブランドの価値が高まった結果、ブランドのフォロワーが増える、
というのが僕が考えるブランドの在り方です(あくまでも僕が考えているアプローチがそうであるだけです)。

しかし、ブランディングということが広告部隊だけの領域に切り分けられてしまうと、せっかく「ブランド」という概念を持ち出して、企業体の持つ価値を高める体制と施策作りに取り組めるチャンスなのに、実際の開発部隊や営業部隊と距離が離れてしまう危険性があり、結果、本来的なブランドはコントロールし得ません。

なんかそういう「やるせなさ」がある言葉です。ブランディング広告という言葉は。

ひとり仕事: フリーランスという働き方
(2012-10-5)
売り上げランキング: 14,705
100円

加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

是非、フォローしてください!
Twitter / Instagram