2019/9/30

加藤康祐企画設計と1年 – 休んで働く

おかげさまで、昨年の10月1日に加藤康祐企画設計として改めて個人事業を開業して1年が経ちました。休まなければならず、しかし、仕事ができなくなることの不安というのもあり、それはつまり休みつつ仕事もそれなりにしていきたい、という些か贅沢なスタートラインだったのですが、どうにか1年目を終えることができました。

休む時は休む、というのが基本的な考え方だったのだけれども、とは言え、仕事ができなくなる、できなくなってしまった、というようなことへの危機感、恐怖感というのもあって、負担にならない程度に仕事もするというスタンスは、これまでにあまり経験したことがなくて(まあどちらかというと勢いで仕事を回して来たような15年間だったので)、自分自身の手綱捌きもなかなか難しい感じはあったのですが、まあ結果的には十分に休む時間は取れていた感じはするし、それなりに仕事していた感触もあって、総じて良かったのではないかという感じもしています。

金額的には何かざっくりよくあるパートタイムのバイトを年間やってたくらいの感じで、時間拘束殆どなくやってきたことを考えると、フリーランス、なかなか不安定な働き方とは言えるが、とは言え、立て直すのにも都合が良い部分はあるな、という感じがしました。裁量で仕事時間を決められるし、自分で仕事の内容も選べるし。逆に、去年の10月に週5日、6・7時間をパートタイムで働くという選択があったのだとすると、まあ無理だったろうし、なかなか休めなかったり、コンディションの管理と並行してできなかったろうな、という感じがしていて、まあ、フリーランスで良かったんだろうな、という感じもしています。雇用してもらうというのは僕のような疾病歴があると思っているより案外難しいことで、面接巡りで何ヶ月も一喜一憂するより、「今日から仕事始めます」である意味済んじゃうフリーランスは、改めて考えると復帰戦に便利でした。

ETをクローズするタイミングで、多くの契約は終わってしまったけれど、古くからのお客さんに改めて声をかけていただいたり、新しいお客さんと仕事が始まったり、ということで、Experience TransportersからETを経て加藤康祐企画設計への流れというのは、一連の流れとして見なせるもので、大分これまでの人付き合いや巡り合いに救われました。なんというか、ETと加藤康祐企画設計の切り替えの期間というのは、振り返ると半年にも満たないような短い期間だったけれども、「壊滅的な打撃」とか、「この世の終わり」とか、まあなんか久し振りに「どん底」だったなあという感じがしていて、まあでも1年前も書いたけど、「ゼロから始める」「1からやり直す」というのも決して悪いことではないし、スタートラインでは「これまでのことはなかったよう」な感じだけれど、実際は少し仕事を始めたり回り始めたりすると、少しずつ色々戻って来るもので、そんな「身ぐるみ剥がされた」ような感じではなかったのだな、という感じもしました。周囲の方々や家族に感謝。

まあでも本当によく寝たし、じっくり飯作ったし、美味いもの食べたし、ラグビーもしたし、人にも会ったし、旅にも出たし、休んだので、総じて1年贅沢させてもらったよなあ、という感じもしています。

今後についてですが、1年やってみると、やり直しはどうやら効きそうだが、やはりそれなりに時間かかるなという感じがしていて、僕のコンディションもずっと右肩上がりで回復していくというより、生活リズムや医療とのやり取りで波がありながらも徐々に回復している感じだし、仕事の方も毎月売上が伸びてますというようなことではなく、1年やってみてならすと月の稼ぎがこれくらいって言うのがようやく見えて来た段階で、2年3年と経過を追いながら、数年単位での回復、復帰ということを考えていくんだろうなという感じがしています。あんまり短期的なスパンで見直しかけていってもしょうがないし、じっくり時間かけて勝負できる状態を作っていく、ということもできるようにならないといけないなあ、ということでもあると思います。

なんか思うに、そもそも25歳の時に、個人事業主、フリーランスということでやろうということになったのも、他に取り得る選択肢がなかった上での成り行き、というのが現実だし、次の20年(僕も来年には40歳になりますが)を見据えても、基本的にはやはりフリーランスという選択肢が成り行き上、他に取り得る選択肢がないわけではないけど、ある意味、必然になって来る気がしていて、20年って結構長いので、ちゃーんと20年仕事し続けられるような設計になっていかないといけないのだと思うのと、20代30代のフリーランス時代とは求められるものも変わってくるのだろうな、ということもあるし、時代自体も変化し続けているから、やっぱりこれから仕事をし続けていく、というただそれだけのことでも、実際は結構なチャレンジになるんだろうなと思います。

まあ、じっくり頑張ろう、という気持ち。

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