2019/7/9

エコシステムの再構築 – Activity Based Design

フリーランスの仕事は畑を耕すようなこと、なのだろうと思います。肥沃な大地で仕事は始まるわけではなく、かと言って、荒れ果てた荒野で仕事が始まるわけでもなく、誰しもフリーランスになった時には、ある程度、自分が自由にできるリソースとかスキルとか経験とかネットワークとかがあって、ただそれだけではなかなか仕事が回るわけではなく、楽しく仕事をして仕事を回し続けられるような「エコシステム」というようなものを、自分の周囲に時間をかけて作り上げていくのかなあと。

土を耕し、種を蒔き、水をやり、雑草を抜いて、収穫し、という。天候に左右されることもあるだろうし、自分の体調管理も必要だろうし。最近、「仕事のやり直し」を考えていて、売上を伸ばすとか、クライアントを増やすとか、あるのだけれど、本当に大切なことは、フリーランスとしてのエコシステムの再構築、みたいなことだという気がしていて、まあだから、加藤康祐企画設計農園のリデザイン、みたいなことなのだろうと思うのですよね。

エコシステムの再構築、って一言で言ってしまうと簡単そうなのだが、例えばそこには、人間関係があったり、スキルへの期待みたいなことがあったり、専門性の認知があったり、人としての信頼みたいなことがあったり、まあなんか定量化できないフワフワしたものの総体としてのエコシステムというものがあるなあ、という気がします。クライシスを受けて、個人が「回復」を目指す時に、こうしたエコシステムを「復旧」する部分もあるのだけれど、なかなか今までどおりにいかなかったり、そもそも元に戻してもどうするの?という問題もあって、キーボードで「Undo」するわけにもいかないという時に、じゃあどういう風にエコシステムを組み替えて、より良い状態にしていくのか、ここにはレジリエントな設計が必要。

加えて、こうしたエコシステムってどういう風に形作られていくかというと、基本的には「行動ベース = Activity Base」なのだろうなと思うのですよね。何を語るかということよりは、どういう仕事して、どんなところに足を運んで、誰と、何を、どんな風に、日々を「行動」していくのか、そういうことで、エコシステムって徐々に形作られていくもの、積み重ねられて肥沃になっていくもの、という風に思います。ただ闇雲に行動すれば良いわけでもなく、自分が本来的にやりたいこととか、やっていきたいこととか、身の丈にあった「善行」を重ねていくことなのだろうなあという。Good Activity。

自分がどう行動するかが、自分の身を置く環境を作り、フリーランスにあっては、それが生きていくための「仕組み」になるんですよね。

盤石だと思っていた僕のフリーランスとして仕事を回していくための環境も、案外、自分が体調を崩してガガガっと崩れてしまう体験をして、まあただそういうものって一朝一夕で復元できないものだなあというのと、時間をかければ、キャッチアップすることも、より良くすることも全然できるだろうな、ということとあります。休息をしていたこの1年は「状態」を観察する部分がとても大きかったけれど、ここからは「行動」の比重が増えていくのかなという。行動による設計、ということですね。

しばらくの仕事の目標を「エコシステムの再構築」って置くと、まあすぐには結果に結びつかないだろうけれど、気長にそこを意識してやっていこうと思っております。

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