2019/6/20

『障害者の経済学』 中島隆信

本屋で気になりまして。もともと、福祉関係の話って、仕事の関係や横浜住んでた頃には近所に作業所を兼ねたコーヒーの焙煎所があったりで、話を聞く機会は多かったのだけれども、改めて読むと色々学びあり。著者の中島さんは慶應の先生だそうで。

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中島 隆信
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主に教育と就労について、経済性や採算性を論じながら、どのようなインフラが整備されていて、どういう問題点があり、どういう配慮が為されていかなければならないのか、ということが論じられています。いわゆる福祉の本を読むよりも頭に入って来やすいかも知れない。

特に興味があるのは就労の方なのだけど、日本全体の就労の割合が68.4%とした時に、身体障害者は25.6%、知的障害者は16.8%のところ、精神障害者は0.8%なんだそう。フリーランスで仕事していく、ということでも全体に占める割合はかなり低そうだし、この十数年、仕事回して一定水準稼げて来たのは、統計的にはかなりのレアケースということになるのかも知れぬな、と感じました。

この本も2018年に新版として再編集されたとのことなのだけれど、とは言え、時代は変化していて、障害者の就労は働き方改革の一部でもあり、世の中これからも変わっていくのかなという感じはしているけれど、先に挙げたように、数字的には、まだまだなのか、という感じもしました。

個人的には、フリーランスという働き方に、こうした状況の改善の糸口があるかと言うと、それはそれ、なかなか難しい感じもしていて、さりとて僕はこれからもやっていくわけだけれども、自分のペースで仕事できたりするのは良い反面、全部自分でやっていかなければいけない難しさは当然あって、企業の法定雇用をはじめとして、社会環境がどう整備されていくのかは関心あります。本書でも言及あったけど、Samhallとかは一つの例ですね。

勉強になる本でした。

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