2019/6/14

ARやVRに思うこと – いくつかの事例、生み出す経験と成果のデザイン

新しい技術って昔は割とアーリーアダプターな感じだったのですが、最近はあまり乗れないというか、まあ僕も年を取ったなあとか思っていたのですが、特にピンと来てなかったのがARとかVRとかでした。特にエンターテインメント利用ってことだと、別に特段必要なものではないよなあという気もしており。

ところが最近になっていくつかニュースを目にしたら、ああそうか、こういう領域なら、こういう目的なら、価値あるよなあということがあったので、ちょっとご紹介してみようと思います。

肉体労働の現場にVR

物流大手DHLが「Google Glass」新モデルを導入、業務効率化に向け | MoguraVR News – VRの「いま」を掘りだすニュースメディア

荷物のピッキング作業にVRを活用するとのこと。確かに、どこにどの荷物があって、みたいなことを視覚的にサポートしてくれれば、作業に集中できるよなと。しばしば両手が塞がる仕事だし、効率性が重要視されるし、連続的な判断が大事だし、とても親和性が高い現場なのだろうなという気がしました。

発達障害の疑似体験にVR

発達障害の感覚、VRで疑似体験 職場環境づくりに生かす:暮らし:中日新聞(CHUNICHI Web)

こういうのって結局当事者にしかわかんないよね、ということでなく、なかなか理解が難しい発達障害の人の感覚をVRで疑似体験できるというもの。ただ体験するだけでなく、職場の担当者の理解を深めることで、就労環境の工夫や改善のヒントにしていく、というのもなんか良い感じがしました。

がん患者の終末期緩和ケアにVR

神戸新聞NEXT|医療ニュース|VR映像で思い出の場所へ 終末期緩和ケアに効果<

こちらは患者さんにVRを利用してもらう事例で、なかなか厳しい終末期の医療の現場に、緩和ケアとしてこういったテクノロジーが導入されるのも興味深いと思います。「自分の家がもう一度見たい」みたいなことはあるんだろうなという気がする。こういうのは医療現場のUXの再設計な気がしました。

まとめ

なんかこの3つの事例が結構顕著だったなあと思うのだけれど、専門領域とか限定的な領域で、すごく活きる技術だなという気がしました。あとコストのかかることだから、きちんと導入の成果を設計してある、ということも大事ですね。何となくARとかVRのことってシリアス・イシューよりエンターテインメント寄りに捉えていたけど、こういうことだと、なんか色々新しい経験を生み出す、ということと、それによる一定の成果を得られる、って設計が見えて来る気がしますね。あとそういうことが、もう実用フェーズに入って来た、というのがあるのかな。

まだまだ解決できてない問題で、ARやVRが何とかしてくれる分野があるのかも。

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