2019/1/24

ETの経営の振り返り – フリーランスのレジリエンス

ああ、やってなかったなあということに、ETの経営の振り返り、というのがありました。そもそも個人の会社だから経営もへったくれもないだろう、という話もあるし、病気で体調を崩したという災厄みたいな要因があるのですが、それでもやっぱり6年続いた株式会社イーティーは幕を閉じて、なくなってしまったので、経営者としては人並みに反省した方が良いのではないかと思いまして。これ結構これから個人事業主やる上でも、実は重要そう。

商売はうまくいっていた

初めに。ET、そんなに経営苦しくなかったです。商売は割とうまく行っていたし、フリーランスとして1人で稼ぐには十分な額の売上は立っていました。あんまり自分の商売のスキルに問題意識もないです。ただ、問題は経営で、入ってくるお金と出ていくお金がトントンくらいの自転車操業をやっていて、これが宜しくなかったなって思います。節税とか色々言い逃れはできるんだけど、どちらかというとコスト意識が薄かった、金遣いが荒かった、そういうことではないのかなあと思っています。

代替プランのなさと資金のショート

最初に書いた通り、ETが回らなくなった理由は、病気で体調を崩したという災厄なんですが、問題は有事の代替プランのなさと資金のショートでした。体調を崩しても代わりに誰かが会社を支えてくれるわけではなく、経費の使い込みや売上ストップ、納品できない仕事の払い戻しなどを吸収するほど、法人に余裕を持ってお金を十分にプールできていませんでした(そもそも資本金500万円のとても小さい会社というのはある)。出ていくお金が増えて、入ってくるお金が止まって、本人が動けない(まあ入院してたので)、となると、お金は出ていく一方、クライアントのサポートも停止してしまうという状況、僕の土壇場での判断は、会社を早くクロージングしてもらうということと、クライアントに仕事ができない旨を連絡してもらうことで、ここ病室で親にお願いすることとなってしまいました。

ETは定期契約型の仕事がメインだったのですが、僕が稼働できないと収益があげられず、サポートを継続できないと契約の打ち切りのリスクがあったわけですが、ここに保険が効いてなかったんですね。仕事仲間に頼もうにも、余裕がない状態で、実際難しかったろうと思います。

ワーストケースへの想像力

え、って思われるかも知れないですけど、例えば、自分が3ヶ月仕事できなくなってしまった場合にどうするか、って何も用意してなかったんです。ここは考えておくべきだったなあと思います。クライアントとの仕事がどうなるか、ETの経営がどうなるか、その後の復帰がどうなるか、こういうことへの想像力が働いておらず、目の前のことをひたすらやっていく6年間でした。そういうことを事前に検討してあれば、もう少しコストを抑えて法人にお金をプールしておこうとか、自分が倒れても大丈夫なように組織を作ろうとか、日々のコストを圧縮してリスク低くビジネスを黒字化しておこうとか、色々考えられたはずなんですが、もうなんか「自分が失敗すること」を考えるの避けてたんですね。

でまあそういう準備ができていなくて、不測の事態、仕事ができなくなり、売上が止まり、経費がかさみ、払い戻しが発生する、というような状況を吸収できず、実質、ETは潰れて(倒産ではないけれど)、僕は仕事を失ったなと。実際は法人を畳んでも僕は仕事はできるし、銀行などからへの借り入れがあったりしたわけではないので、再起がとても難しいという状況ではないですが、それでもやっぱり「失敗への準備」が圧倒的に足らなかったよなあと思うんですよね。

まとめ

まあだから法人の経理や会計はわかっていても、経営者じゃなかったな、って感じがします。ET、個人事業主から法人にしたけど、相変わらずフリーランスだったという。今回書いたの、仕事回らなくなって、入ってくるお金が止まって、出ていくお金が止まらなかったら、会社潰れんじゃん、っていう当たり前の話なんだけど、割とそういうシンプルな話で行き詰まったのだなあという感じがしました。

ただ、この辺の反省って今後フリーランスやっていく上で生きる気がしていて、同じようなこと繰り返さないようにするにはどうしていくべきか、ってのは仕事を戻すのと並行して考えていかなければいけないのだろうなあ、という気がします。

世に言う、高い授業料ってやつだけど、大変勉強になりました。

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