2018/8/19

生きる力について – ダイバーシティのるつぼの話

今回の入院でも気付かされることが多かったように思います。病院には僕らの世代は比較的少なく、高齢の方、そして若い中高生もとても多いと感じました。僕自身、患者仲間として、高齢の方とも若い子たちとも閉鎖病棟で共同生活をし、共有スペースで夜な夜なよもや話をしていました。

病院は医療の現場であると同時に、福祉の現場でもあります。医師、看護師、作業療法士、ソーシャルワーカーなど、たくさんの人に支えられている現場です。生活保護や障害年金、自立支援の話なども日常会話の一部として出てきます。僕自身、経済的には恵まれているにしても、自分の持ち家を持っているわけではなく、退院後どこに住むかは悩ましい問題でしたし、株式会社の解散にも、税理士、司法書士、社労士、そして父にも大変お世話になっています。株式会社を創業するより、株式会社を解散するほうがよっぽど厄介。

一方で退院後、僕はもう一度フリーランスにチャレンジしようとしていますが、日雇いをする人、作業所で働く人、生活はまちまちです。ただ人生に行き詰まって回復して一歩を踏み出そうとする人には、順風な人生とはまた違った気概とか「生きる力」みたいなものを感じるんですよね。

すげえ現場だと思うんですよね。皆困っているし、皆なんとかしようとしている。当事者もそれをサポートする人たちも。

逆境という言葉があるけれども。ただの貧困とも違うハングリー精神があって、New Yorkは人種のるつぼと言われるけれど、精神医療の現場はダイバーシティのるつぼと言えそう。本当に色々な人がいて、22歳の時に一度学んだことではあったけど、38歳になってひしひしと改めて実感しています。

この年齢で経験してよかったというと語弊がありそうだけど、なんか人生自体は立ち止まっていないというか。前に進んでいる感じがしています。

ひとり仕事: フリーランスという働き方
(2012-10-5)
売り上げランキング: 14,705
100円

関連する記事