2018/4/15

社会的統合失調症と向き合う – Social Schizophrenia – 社会を変える、から、社会を治すへ

先週は九州に行って来ました。仕事仲間と話をするため。今、日本という国が自律神経失調症になってしまっている感じがして、その症状として、言葉の乱れや不安や疑心暗鬼があるのではないかなあ、というのが僕の最近の理解なのだけれども、有り体に言うと、ここからしばらく「普通」を取り戻す作業が必要なのではないかなあと思っています。

社会的養護の子どもたちの支援のプロジェクトずっとサポートをして来たけれど、よくよく考えると、デマや噂話や嘘が世の中に蔓延して社会不安が広がると、家族が壊れ、親子関係が崩れ、虐待などは自ずと増えていく。虐待の理由の一つに統合失調症という疾病があります。ただ、最近、15年ほど前、自分が体調を崩した時の記憶を精緻に取り戻して、色々考えることがあります。なんだろう、「起きた」ということなのかも知れない。

例えば例を挙げると「盗聴」という言葉がありますが、これ統合失調症の症状としてあります。「自分が盗聴されているかも知れない」という周囲の状況から生まれる疑心暗鬼が、神経の疲弊を生み、疾病を患うことになる。子どもに「盗聴」ということがさも日常的に行われているというように刷り込んでしまうと、それだけで統合失調症を誘発する引き金になる可能性があって、悪意なくとも、疾病の予備軍を作ってしまうことになるやも知れない。僕自身も15年前、この「盗聴されているかも知れない」という感覚に苛まれた1人です。

ちょっと怖い話が続いてしまいました。最近、僕が問題意識として抱えている、社会的統合失調症。ソーシャルデザイン、ソーシャルマーケティングと同じように、ソーシャル統合失調症、というのがあるなと。最近こんな箇条書きをEvernoteに用意して、人に会った時に説明しながら歩いてて、割と共感していただけることが多いです。

  • 社会的統合失調症 Social Schizophrenia
  • デマ、嘘、噂話、誰が悪い、誰が死ぬ、誰の責任?に苛まれる社会
  • フィルターバブル
  • 悪い人は捕まる、ないし捕まってる、責任を取るべき人は既に取ってる、ないし取る、病人は絶対に減った方が良い、そのためには神経精神科大事、今世の中で一番危ないのは嘘とデマと噂話、あと怖い人は怒らせない方が良い
  • 病んでる人には薬(病院)、逸脱している人には倫理
  • 問題解決の出口が見えなくて混乱がある
  • 西部邁さんの自殺幇助でMXテレビのディレクターが逮捕
  • 米国YouTubeの本社が銃撃される
  • 統合失調症患者が増えている、自殺者が増えてる、子どもが下品な言葉や攻撃的な言葉を覚えている
  • 教育の現場に混乱がある
  • グローカル、隣人関係、家族関係、職場での関係
  • 適切な対応を教えるカウンセラーが必要、交通整理できる人が必要
  • 社会的統合失調症のカウンセラー
    Social Schizophrenia Counselor

例えばこれを治すための態勢とか、そのためのサービスとか、それに役立つツールとか。何ができるかわからないけれども、こうした状況の最初の患者として、この社会的統合失調症と向き合いながら仕事をしていくということは、僕のライフワークにできるのではないか、という気もしています。

割と簡単に決着つくことかも知れないし、かなり時間がかかることかも知れないけど、最近思うのは「社会を変える」ではなく「社会を治す」なのではないかなと。色々な現場が自律を取り戻して、普通を再構築しなければいけない。

僕の肩書にもSocial Schizophrenia Counselorというのをつけてみました。なんかこれから、そういうことも考慮して仕事をしていきたいなと。

世の中をより良くするために必要なことではないかな、と思っています。

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