
フリーランスとして成長するのは諦めた話 – Make a good change.
フリーランスをやって13年目かな。昔は「35歳くらいになるとフリーランスも下り坂」ということをよく聞いていました。おかげさまで仕事は割と順調で38歳になった今もフリーランスを続けています。一方で、何かふと「フリーランスとして成長するのは諦めよう」なんかそんなことを考え始めました。
少なくともこれまで僕はフリーランスとしての成長を模索してきたはずです。一方で例えば今の売上が2倍になるみたいなことは、今の仕事を続けていても多分ないだろうなあという感じもしていて、という時に何を目指していきたいのかなあというのが、「フリーランスとして成長するのは諦めた」というフレーズから浮かんで来まして。3つ「変える」んだろうと思うんですよね。
仕事を変える
1つ目は自分が関わる仕事に変化を促すこと。自分が関わることで、これまでにない仕事になったり、仕事のやり方になったり、仕事の立て付けになったり、新しい種類の仕事の充実感や、仕事の高揚感が生まれたり。よく付加価値という言葉がありますが、自分が関わることで、仕事に付加価値を作っていく。これが1つ目の「変える」かなあと。
組織を変える
2つ目は自分が関わる組織に変化を促すこと。ご存知の通り、フリーランスというのは基本的に1人でやる仕事で、組織に置いては異質な存在です。そういう人間がプロジェクト単位で、場合によってはポジションをアサインされてテンポラリーに組織に入ることで、組織を変える。NPOのプロジェクトに関わっていた頃は、プレイングマネージャー、みたいな言い方をしていましたが、管理、ではなく、仕事から組織を変える。そんなイメージかなと。
社会を変える
3つ目は自分が関わる領域で社会に変化を促すこと。駆け出しの頃にはなかなかこういうことはできませんでした。けれどもクライアント企業や団体に任される仕事の領域の幅も増え質も豊かになると、少しずつ、社会を変える、という部分にアプローチできることが増えて来た気がします。自分が良い仕事をすることで、社会が良い方向に変わる、そういうイメージを作りながら仕事を作っていければなと。
まとめ
だから結論としては、別に今まで通りやってれば良いという話なんですがw、フリーランスとしての成長を目指すのを、今回の「3つの変える」にリプレイスすれば、結果的にフリーランスとしての成長、というところに戻ってくるのではないかなあとも思いました。なんかそういうことを少しずつ目指していきたいなと。
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フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)