
念力でバケツの水をひっくり返す話
よく僕がストーリーで人に動いてもらうために何が必要かという時に、もう切羽詰まって言ってたのが「言霊」でした(とても胡散臭いw)。例えば人にいいねしてもらえるエピソード、みたいなのってあるけれど、それって多分人に動いてもらうには足らなくて、本当に人に動いてもらおうと思うと「言霊」が必要。これ何かって言うと「真面目なお願い」ってやつなんだろうと思うのですよね。ただ、「お願いします!」ではなくて、きちんと肉付けして論理を積み上げて感情に訴えてその先に拓ける未来が見える、みたいなことをきちんとやれると「言霊」になる気がします。まあ、ある意味、「くさい話」ではあるのですが、切羽詰まるとそういうものに頼らざるを得ない、そしてそれに救われることがしばしばある、というのを経験的に感じています。僕は文章を書くのが多分いちばん得意ですが、他の人は映像だったり、音楽だったりで、それぞれの霊をメッセージに宿すのかも(とても胡散臭いw)。
さて今日はもう少し胡散臭い話をしようと思います(そのための導入でした)。「念力でバケツの水をひっくり返す話」です(とても胡散臭いw)。
手を動かすだけでは届かない力がある
人がただ手を頑張って動かすだけではどうにも届かないものってあります。勿論、手を動かすことは大事。ただ、もうちょっと遠くにある大きな重いバケツをひっくり返そうとすると、自分の手を動かすだけではどうにも届かない。世の中にはそういうものってあって、ただ、そういうものをひっくり返そうとする時に必要なものってなんでしょう?念力だ。
適切な集中力を保つ
瞑想をしたことがあるでしょうか。注意散漫でもだめだし、集中し過ぎてもだめ。なんかこうマインドフルな状態っていうのは、すごく良い「状態」を保てることのようなイメージがあります。バケツをひっくり返そうとする時も、そうやって、適切な力を弛まず緩まず注ぎ込む、みたいなことが必要そうだなあと思います。
バケツをひっくり返す力の伝え方
その上で、多分適切に力が伝わらなければいけないですよね。自分の念がどう伝わるとバケツがひっくり返るのか、ここには力が伝わる「設計」が必要そうです。遠く離れた大きな重いバケツをひっくり返そうと思うと、自分の念力(念力使えることになっててすごい話だけど)が正しく伝わり適切な力点に働きかけて、ひっくり返る、そのための設計ってありそうな気がします。
まとめ
でまあ他愛もない例え話なのですが、自分がそうあって欲しいと念ずることで、何か遠くて大きくて重いものをひっくり返そうとすると、そこには、適切な「状態」と適切な「設計」というのが必要な気がするのですよね。その上で何を念ずるかということであると思うのですが。なんかそんなことが力の伝え方とその結果を考える上で大事なんじゃないかと思うんですよね。実際は最初はちょっと傾いて水面がちょっと揺れて、みたいなことを繰り返して、振り子になって、最終的にひっくり返る、みたいなことかも知れない。
とか考えると面白いんじゃないかなーと思いました。

加藤 康祐 / 企画・設計
プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。
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フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)