2018/2/24

Google Ad Grantsのポリシー変更とその対応

1月1日にGoogle Ad Grantsのポリシーが変更になりました。Google Ad GrantsはGoogleによる非営利団体向けの助成金で、条件を満たす団体は1ヶ月あたり$10,000.00のAdWords広告費が助成されることになります。

非営利団体向けの助成金 | Google Ad Grants – Google

これ今回、僕的には特に2つのポイントが重要になったんじゃないかなと思います。

プログラム ポリシー – Ad Grants ヘルプ

「コンバージョン数の最大化」による入札ができるようになった

「コンバージョン数の最大化」は AdWords スマート自動入札戦略の 1 つで、予算全体を使おうとしながらキャンペーンのコンバージョン数を最大化できるように入札単価を自動的に調整します。高度な機械学習によって、オークションごとに入札単価が自動的に最適化されます。

これまではAd Grantsにはクリック単価$2.00という上限がありました。しかし、今回、1日の予算$329.00の枠の中で「コンバージョン数の最大化」による入札ができるようになりました。実はこの1日の予算を消化することって、クリック単価$2.00の天井があるとなかなか難しかったのですが、体感としても予算を有効活用できるようになったのではないかと思います。

アカウント全体のCTRを5%以上に維持することが必要になった

Ad Grants AdWords アカウントは、毎月のクリック率(CTR)を 5% で維持する必要があります。ただし CTR は、新しい取り組みを試したときになんらかの理由で変動する場合があります。そこで、アカウントで使用している啓発用リソースで CTR が低下したときは、サービス内通知によりお知らせするようにしています。CTR の基準を 2 か月連続で満たせなかった場合、アカウントは取り消されます。CTR が低下したキーワードを一時停止または削除して基準を満たす状態になった後、アカウントの復元を要求することができます。

このCTR 5%以上っていうのはなかなか良い数字で、ここにチューニングするためには、無駄な広告や関連性の低いキーワードを削って最適化する必要があります。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる、ができなくなったイメージでしょうか。ただ、勿論、広告のクリック率が高く、検索した人とのニーズマッチングが高い状態を作ることは、非営利団体側にもユーザ側にもハッピーなことではあります。

ポリシー変更とガバナンス

冒頭のプログラム ポリシーに書いてあるのですが。

おかげさまで本プログラムは 35,000 を超える非営利団体の皆様にご利用いただくまでに成長いたしました。そこで、このたびプログラム ポリシーの見直しを行い、より明瞭にするとともに、無償提供の広告サービスに関する品質基準を引き上げました。

今回の変更ってルール変更なんですけど、ここにある通り、品質基準の引き上げ、なんですよね。非営利団体と、情報を探しているユーザのより適切なマッチングが行われていくために、コンバージョン数の最大化やCTR 5%以上というルールに対応していく必要が出て来ました。ポリシーに準拠するためには、本来、広告運用はこうあるべき、という姿に最適化しせざるを得ない。ポリシー変更でこんなにガバナンスが効くんだな、ってなんか感心もしました。

まとめ

というわけで、今回は結構リテラシーが求められる対応なのだろうなという気もしているのですが、Googleのサポート体制も充実していて、非営利団体側もより学ばないといけないことや考えないといけないことが増え、結果的に人が育つだろうな、という気もするんですよね。そう思うと、すごい。非営利団体の活動にとって欠かせないインフラになり、それを以ってそれぞれの取り組みのボトムアップを目指す。これ多分、ソーシャル・インパクト換算したらすごいです。非営利団体の広告の先には、寄付(お金)や採用・ボランティア募集(人)など、社会からリソースをソーシャル・セクターに注ぎ込むためのコンバージョンが置かれているので。

すごい取り組みだなあ、と改めて思いました。

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