2018/2/10

インナーコミュニケーションと組織内理解 – 他の人がやってることとか、わかんないじゃないですか、という話

他の人がやってることとか、わかんないじゃないですか。良く人をわかった気になるな、ということを言うのだけれど、最近、改めて大事だなって思うんですよね、インナーコミュニケーション。色々な組織には、話せば解決したり、話せば理解が進んだり、話せば新しいものが生まれる可能性があることって多いのだけど、「対話の機会」を冷静に持てないということだけで、スタックしている、ということがままあるように思います。

往々にしてあるのが、わかっちゃってる、ということ。わかっちゃってるから、聞かないし、尋ねないし、疑問を持たない。けれども、実際はわかってないことがほとんどで、だからこういう時に大事なのは、「まあ、聞かないとわかんないよなー」とか「ちょっと話さないとわからんよなー」ということではないかと思います。30分でも良い、15分でも良い、ちょっとわかんないんだけどとか、これちょっと見てもらえるかとか、なんかそういう機会の作り方が足りない組織って、実は多いんじゃないかなあと思います。

会議を減らそう、というのはコミュニケーションを減らそう、という話ではなく、むしろコミュニケーションツールなどを活用して、コミュニケーションの回転を定常的に活性化しようという試みなわけですよね。時は金なりだから、無駄な時間をカットしよう、って発想だと、結果的にそれぞれの仕事が孤立化して、組織内断絶が生まれる結果にしかならないんだろうと思います。これすごい危ない。

昔、自分の仕事を「人間に対する興味」という言い方をしていましたが。組織でも他の人がやってることへの興味とか、他の人がどう考えてるかということの興味とか必要で、そこに理解するための努力というのが必要なんですよね。一人前になるということは、一人で仕事できるようになるとか、一人で仕事が完結するということでは全くなくて、むしろ色々な人の仕事を理解しながら仕事できるようになるとか、他の人の仕事を理解する努力をしながら仕事できるようになるとか、そういう余裕が生まれること。エクセルとにらめっこしていることが仕事ではない。

ツールで解決できること、ルールで解決できること、そもそものマインドの問題であること、場が必要なこと、フレームワークを持ち込むこと、習慣を作ること、などなど、色々な方法があると思いますが、自分の周囲の人の仕事に興味を持って、そこにインタラクションを作りながら仕事していけること、ってのは多少の手間が発生しても大事なんだろうと思います。組織内視野狭窄、あると思う。

フリーランスも例外じゃないかな。というか、1人で仕事しているからこそ、他の人の仕事に興味がないと、どんどん品質って劣化していくと思うんですよね。仕事と成果と評価、だけで自分の仕事をブラッシュアップしていくって難しくて、もう少し日々の関心とか興味とか仲間の活躍とか業界のトピックとか全然違う畑の良いものに触れたりとか、なんかそういう新しい理解を作りながら走らないと、1人の場合は視野狭窄どころか盲目に成りかねない。

わかんないんですよ、人間色々、という。

ひとり仕事: フリーランスという働き方
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