2018/2/2

プロボノ 2.0 – ボランティアと仕事の境界で見えて来たもの

そうそう、こないだ、ふと「プロボノ 2.0」みたいな言葉が浮かんで来て、ちょっと作文してみたいなと思っていたのでした。ええと、まず、プロボノの定義からですが。ちなみに僕はブリッジフォースマイルに関わるまでは、あんまりプロボノということの意味とか良くわかってませんでした。あんまり仕事しても、そういうことやりたいって意識は希薄だったかも。むしろソーシャルビジネスの仕事もクライアントとして持ってみたい、とかそんな感じだったかな。

プロボノ(Pro bono)とは、各分野の専門家が、職業上持っている知識・スキルや経験を活かして社会貢献するボランティア活動全般。また、それに参加する専門家自身。

プロボノとはラテン語で「公共善のために」を意味する pro bono publico の略で、最初は弁護士など法律に携わる職業の人々が無報酬で行う、ボランティアの公益事業あるいは公益の法律家活動を指した。弁護士による無料法律相談、無料弁護活動などが含まれる。現在も弁護士の業界において、もっとも浸透している。中小企業診断士も、東北復興支援活動を中心に、手弁当で東北へ出向き、地元企業、商店街の復興を支援するなど、幅広く活動している。

なのだそう。この定義にはないけど、広報・プロモーションの畑ではプロボノでご活躍されている方も、知人も多いです。クリエイティブのプロフェッショナルにフリーランスやそれに準ずる働き方の人が比較的多いこともその理由かも知れません。

なんかNPOの活動とかに関わって来て、ずっともやもやしてたというか、表現が難しいなと感じていたのが、ボランティアでやってるのかとか、仕事でやってるのかとかいう問題で、まあ大した問題ではないのだが、最近一つ気付きあり。

今日こんなことを書きました。

NPOとボランティアの関係性って、ボランティアさんのために、でもだめだし、ボランティアを上手に使う、でもだめで、本来的にはNPOとボランティアがうまく共闘するってことが必要で、ここで大事なのって、共闘の中で、仕事がきちんと1つずつ減っていくことなのかな、って思う。

問題解決がそれぞれのコンタクトポイントで着実に為されていくか、ということ。この辺は仕事で関わってても、ボランティアで関わってても、大差ない気も。

まあでも社会問題ってすごいでっかいボリュームの問題を相手にする時に、個人単位でタスク潰してくのって、多分大元で社会問題というでっかい塊に接続されてるんですよね。そういうのも一つやりがいの考え方ではないかなーなどと思った。

そうするとやっぱりNPO側にもボランティア側にも1つ1つ問題を解決していこうって意識が必要ですよね。

ボランティア活動をしよう、というノリも良いけど、社会問題も個人が抱える粒度のタスクにブレイクダウンして落とせるという。まあ、考え方の問題か。

まあ、最後に書いてるように考え方の問題で、ボランティア活動やってるってことで全然良いよね、と思うのだけど、僕一つ大事だと思うのは、専門家が時間貸ししてる、みたいなことにならないようにしたいなあと思うのですよね。きちんと1つ1つ問題解決をしたい。普段の仕事も時間貸しってより問題解決の商売だからかもですね。

今日もChange.orgで福祉関係の労働環境の向上を、という呼びかけが流れていて、リソースが限られている領域にプロボノが関わる時に、そこにあるタスクをきちんと減らしていきたいなあと思ったりしました。

そう言えば、以前、ボランティアでプロジェクトに関わっていた仲間が、「自分はNPOのスタッフの給料を上げたい」ってことをモチベーションとして抱えているということを言っていて、わかるんだけど、それ俺できそうな道見えないなと。僕はそれに対して「NPOの仕事を減らす」ことをモチベーションとして伝えたように思います。

社会問題を解決する仕事にも関わっていたい、という時に、なんかちゃんと問題解決をやっていかないといけないんじゃないかな、そこをきちんとやっていけると、NPOへのプロボノ的な関わり方ってもっと良くなるし、実を以って、社会問題解決のためのパフォーマンスの向上に繋がるのではないかな、などと思いました。意識付け、とその実践、程度の話のような気もするが。

こないだ書いたのだけど。

支援領域には絶対にそこにしかないネイティブな知見がある一方、そこでゼロから作らなくても良いだろうという、外にある専門的な知見がたくさんあって、そういうのを埋めるのが世に言うプロボノの役割です。専門家へのボランティアでのアウトソースではなく、本来的には社会問題の解決の領域に専門的な知見が持ち込まれ問題解決が実行されることに価値がある。

プロボノ2.0ですね。

あ、そうそう、こないだ仕事仲間と酒飲んだ時に、「加藤さん、そんだけ色々考えてると、それ自体をメインの仕事にしたいと思わないの?」って聞かれたのだけど、まあそういう意味ではメインにしてないので卑怯なのだがw、外部にいることの価値、みたいなこともある気がするんですよね。あっちから、こっちから、色々持って来たり、繋げたり、転回したり、って言う。

だから、プロボノが粒度の細かい問題解決に対する意識を、1つ1つのコンタクトポイントで持てるようになると、なんかもうちょっと良くなって、2.0っぽくなるのかなあ、などと思いました。

なんか書いてみたらあんまり目新しい話でもないですね、皆やってるし。後はちゃんとベンチマークできて、感触が残って、成果出るかとかかなあ。

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