2007/4/13

横浜スタイル

一昨年の年賀状でしたか、「横浜在住ならではを探したい」というようなことを書きましたが、少しずつそんな「横浜スタイル」が形になってきました。僕が住んでいるのは東戸塚、しかも最近何かと話題の駅前開発地域ではなく、駅から徒歩35分、車でも10分離れた山奥なので、厳密に横浜かどうかって言うと、東京|川崎|横浜|鎌倉という感じで横須賀線沿いに主要都市を区切ったとしたら、横浜と鎌倉の丁度中間にあるイメージです。

とは言え東戸塚は味気ない町かも知れません。元々、新興住宅地ですから古くからの商店は少ないないか潰れてしまっていますし、駅前はオーロラモールというその当時神奈川県下で最大規模だった箱物がありますが、商店街的なものはなく、店員さんとの付き合いも疎遠です。とは言え、Polo Ralph LaurenとGAPとカフェラミルあたりの店員さんは顔馴染みですけどね(週に1回は顔出してる感じなので、特にPoloのお店には仲の良い兄さんと話すためだけに、仕事帰りに寄ったりします)。

しかしながら、どうやら在住地域によって自ずとクライアントの分布も決まってくるようで、最近は神奈川県内の仕事が多いです。鎌倉、藤沢、横浜、都内に出ると言っても旗の台や尾山台や代官山など東急線沿線で、さるクライアント曰く「横浜の延長みたいなもの」というところがあるかと思います。

よく言われるのですが、僕のユニークなところは「パソコン仕事」という静的な部分と、「ラガーマン」という動的な部分の両極端にそれぞれの足を置いているので、ギャップというか、意外性があって楽しいなどと評されます。これは僕にとっても非常に意味のあるバランスの取り方だと思っていて、「繊細にして大胆」という言葉は慣用句化してますが、少しそういうところを目指しているのかなという気持ちもあります。

SFCが近いというのも大きいです。平日の練習にもスケジュールがあえば参加でき、後輩の学術的な興味を聞いて、色々ネタを吸い上げてくることができます。勿論、楽しく運動できるというだけでも、ストイックに個人エクササイズをするのが苦手な僕にとっては意味があります。

さる先輩がそんな横浜スタイルの話をした時に「普通の社会人じゃあり得ないよ!何者だよ!」と言ってましたが、何者なんでしょうね。しかし敢えて都内の喧騒の中に身を置かず、交通の便が取り分け良いわけでもない東戸塚に住んで、自分の好きな仕事をできているということが、今思うと僕が一昨年に目指した横浜スタイルのあり方なのかなあなどと思っています。

勿論不利なこともあります。夜気楽に近場の友人誘って飲みに行くというわけにはいかないので、ネットワーキングという意味では、フリーランサーとしてまだまだ弱いと思います。後世間的には「ニート」は脱してますが、「実家を出れないドラ息子」ではあるので、その辺の引け目は実はあったりします。楽ですけどね、実家。

そう言えば先日面白い話を聞きました。イタリアという国は地理的な職能の分化が非常に進んだ国で、というのもイタリアは歴史を紐解けば無数の都市国家で成り立っていた国ですから、地場産業というか家内工業で生活を成り立たせている人が多いそうです。ですから、自ずとイタリア人の男というのはマザコンなんだそう。日本人の感覚で言うと「マンマ」って言葉自体がもう、マザコン臭匂い立ちまくりですが。

とは言え、横浜住まいの人たちのほとんどって実は横浜で仕事していなくって都内で仕事しているんだと思います。「首都圏の郊外」ってイメージは拭い切れません。せっかく、「ネットノマド」なんて看板を提示してもらったのですから、横浜に拠を置くネットノマドが、どういった形でライフスタイルにワークスタイルにクリエイティビティを発揮できるのか、のんびり考えていきたいなと思っています。

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