嫌われる勇気の落とし穴2017/10/26

もう誰もが知ってる、『嫌われる勇気』。

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どうして人気? 人間関係よくなる「嫌われる勇気」とは|WOMAN SMART|NIKKEI STYLE

今日はこの本の話をしたいと思います。

実はアドラー心理学というのは、結構、正しいんじゃないかなと思っていて、嫌われる勇気の行使は、人間関係ガラガラポンして、良好な関係性を築く可能性があります。ただ、どこに問題があるかというと、嫌われる、という時に、誰が去って、誰が残るか、ということの悪い面があまり論じられてないんだ、これ。

ただの露払いにはならなくて、失うものも多い。ただ人が減って人が集まる、という話ではなく、良い緊張感がある人間関係が崩れて、都合の良い人間関係だけが残る、そういうものだろうなって気がします。

人間関係においてComfortableであるかということはとても大事で、それが心身の健康を形作るものであることは確か。ただ一方で「嫌われる勇気」ってかなりのマジックワードで、良い解釈も勿論あると思うのだけど、あんまり人に薦められる話じゃないんだよな、世の中、そんな都合の良い話はない。

都合の良さ、を重視する世界って怖い。

有り体に言うと、人には嫌われない方が良いし、そのための努力って人生を豊かにすると思います。人に好かれる努力に(上辺のことじゃなく)工夫ってあって、対処療法的な処方箋での治癒は、長い目で見た時に大きな劣化を生むこともある。

なんか「生きづらさ」みたいな言葉が取り沙汰される時代を象徴してる気もするんだけど、「こうすれば人間関係が良くなる」という話には大きな落とし穴があるのも確か。1つ1つの人間関係に目を向けると問題が解消されるようだけど、人を取り巻く環境に目を向けると「嫌われる勇気」は、やはりあまり好ましいスローガンではない。

まあ、嫌な言葉だなって思うんですよね。「嫌われる勇気」。

この辺のマインドセットの切り替えって、結構な人生の分水嶺な気がしていて、この言葉を見かけると、なんかもうちょっとうまいことやればいいのにな、って気もします。

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追記:

そう言えば、こないだ行って来たイベントで触れた、関係性のウェルビーイングみたいなことは、もうちょっと先に進んだ話じゃないかなと。

関係性のウェルビーイング – 「メディアとテクノロジーは社会の”ウェルビーイング”の向上にどう貢献するか」に行って来た : kosukekato.com : the idea espresso

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