スタディクーポンイニシアティブの可能性 – 格差是正とトラフィック2017/10/15

先日発表されたスタディクーポンイニシアティブという取り組みがとても興味深いなと思いました。現在クラウドファンディングで資金の募集中です。

お金がなくて塾に通えない中学生に、みんなの力で「スタディクーポン」を届けたい! – CAMPFIRE(キャンプファイヤー)

教育格差の是正に、塾に通うためのクーポンを渡すことがどれだけの効果があるのか、というのが論点になりそうですが、僕このことについてはあまりよくわかりません。一方で、このプロジェクトの設計にとても興味を持ちました。

まずプロジェクト内に、CampfireとSmartNewsという蛇口の元栓をひねるエンジンを持つこと。Campfireはクラウドファンディングのサービスですが、SNSトラフィックを生む機能を持つと思います。そして、SmartNewsはアプリ経由で広告トラフィックを誘導して来ることができます。

インターネット的に考えると、シンプルに言ってしまえば、プロジェクトをやるために必要なフローは「トラフィック→コンテキスト→コンバージョン」という3つの要素に分解できて、資金を集めるにも、それから、資金を使ってもらうにもトラフィックは必要。たくさんの人を巻き込んで、たくさんの人に関わってもらうには、集める側でも、使う側でも、トラフィックがいるだろうなあと思います。その中心にクーポンがあるイメージかな。

逆に人的資源(ボランティアとか)は大きくは割かないような設計のスタートのような気がしていて、だからスケールしやすいとも言えそうです。あまり特殊なコミットメントが必要なボランティア・プログラムだと、なかなか広めていくの大変だと思うのですが、進路相談などのサポートがあるにしても、ある程度のサイズ感におさえられていれば、色々な地域に展開できるものに成り得るだろうなと。教えるリソースは基本的にビジネスサイドが持つ設計ですし(塾)。

ただサービス提供側と受益者側に、そういった関係性が一度作れれば、そこに新たに手厚いサポートや、更なる可能性の伸長のためのプログラムを乗せることも可能とも言えて、そういう意味では広義のプラットフォームのデザインかもしれないなとも思います。子どもの貧困、教育格差に対する、結構大きなアプローチじゃないかなと読める。

SmartNewsの望月さんがブログを書いておられました。

HIROKIM BLOG / 望月優大の日記

クーポンの配布が教育格差の是正に本当に繋がるのかというのは、僕それでもやっぱりよくわかんないなとも思うのですが(経験則が足らないのだと思う、今の教育事情への理解とか)、大きなチャレンジなんだろうなと思います。

可能性を感じるプロジェクトです。

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